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2006年3月15日 (水)

落語

最近、電車内で『ギタリスト音楽理論』を勉強してない。
その時間、落語を聴いちゃってる。面白いんだもの。
いま聴いてるのは「三代目 三遊亭金馬全集」。
毎日一枚ずつ聴いている。

落語の笑いはあったかいなぁ。「錦の袈裟」って落し話。少しヌケたキャラの与太郎さん、いまなら仲間はずれだが、長屋の男連中で吉原(なか)にくりだそうってーのに、「あいつも男だから」ってんで一緒に連れていく。ところが与太郎がお大名に間違われ、いちばんいい思いをしちゃう。ホラ吹き人間の話し面白がって聴いてやろうってー御隠居さん(落語「弥次郎」)。ズルい奴もどこかヌケてる。江戸時代~明治にかけての生活スタイルはもうないが、登場人物のキャラなら現代にいくらでも「こんな奴いそうだな」って暖かい笑い。聴いててあまり嫌な気持ちにならない。

以前仕事で、昭和初期に神社のお祭りなどの剣劇で東京近郊をめぐった神楽師、そのご子孫の方に取材したことがある。その方は神楽師だったお父さんの、こんな言葉を覚えておられた。「客を泣かすのは簡単だけど、笑わすのはホントに難しい」。熟練の噺家は同じところで同じように笑わせてくれる。だから消えていかない。瞬間最大風速の芸より、僕はこんな練り上げられた芸が好きだ。僕の仕事も趣味のギタープレイもこうありたい。そうなれるよう、たんたんと工夫・練習しつづけたい。

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