« 基本はメロディ | トップページ | 長男、8歳 »

2006年12月31日 (日)

御殿峠レキ層

28日から休みに入ってる。大掃除をしながら、少しはTon's歩き(長距離散歩)はさせてもらってる。僕は家の中にずっといたら機嫌がどんどん悪くなるし。とはいえ、午前中は掃除だからせいぜい使えて午後の3時間。だから毎年恒例の「破線の楽しみ」(Tonの日々雑感バックナンバー 2004年9月29日参照)、国土地理院の地形図に破線で記された幅員1.5m未満の道、多摩丘陵の細道歩きをやっている。
28日は午前中に大掃除の下準備(ガキ共のおもちゃ箱の大整理…使用頻度の高いオモチャをまとめ取り出しやすいようにする)をした後、小田急多摩線五月台駅から京王永山駅までの7キロ、今日は長男の誕生日プレゼントを町田のヨドバシまで買いに行った後に、JR横浜線相原駅から橋本駅まで、丘陵の山道を通りながら歩いた。

で、見つけたのがこれ。
Dscn7079




単に土の中に入った石ころ。でもこれ「御殿峠レキ層」の高位層じゃないかなぁ。それが山道で少し顔を見せていた。道ばたに湧水があり、「おや?」と思って凝視したら気付いた。御殿峠レキ層というのは30~50万年前、古い相模川が津久井湖のあたりから北東方面に流れていた頃堆積させた石ころ(レキ)の層。多摩ローム層の下にある。古いだけに風化が進んでボロボロの石ころが混じってる。何故、相模川ってわかるかというと。いまの丹沢山系で見られる石ころを大量に含んでいるから。

撮ってきた写真を、GPSのトラックデータ&カシミール3Dで撮影位置推定して図上に落とすと、標高200メートル程の場所。名前の源になった「御殿峠」(国道16号線にその峠がある。東京工科大学八王子校舎のあるあたりね)で見られるこのレキ層の高位層は、凡そ標高190メートルの位置に見られる。このあたりの地層は東に向かって1~5度ほど傾斜して下がっていくというから、その場所より西側のここはもう少し高い位置にあってもおかしくないんじゃないか? たぶん間違いなく御殿峠レキ層でないかなぁ。

50万年前に積もった石をこうして僕は見ている。
ただ歩いてるだけで、こんなものに出会える。
身近なものにも、知ってみると恐ろしく深い歴史が隠れてる。

参考文献
大森昌衛監修
『日曜の地学4 東京の自然をたずねて』築地書館
松井健・武内和彦・田村俊和編
『丘陵地の自然環境-その特性と保全-』古今書院
『多摩のあゆみ』第83号 特集「歩いてみよう 多摩の自然」
たましん地域文化財団

|

« 基本はメロディ | トップページ | 長男、8歳 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 御殿峠レキ層:

« 基本はメロディ | トップページ | 長男、8歳 »