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2007年4月20日 (金)

「Two for the road」、採譜できたぁ!!

070420_120201 Pat Methenyの弾いてる主旋律(テーマ)&アドリブだけだけど。それだけは5分16秒の一曲通してぜぇ~んぶ採譜できたぞぉ!! 2月上旬に取りかかって2ヶ月半強はかかったけど、できたっ!! すっげー嬉しいっ!


ミュージックアナライザーとPower TAB Editorの威力は素晴らしい。これがなければ出来なかった。しかもどちらもフリーソフトだ。
速いパッセージなどは、速度を3分の1まで落として、10回以上聴かなきゃ音が採れないこともしばしば。1拍・32分音符8つ分のフレーズなどカタマリでは採れないから、その最初の2音だけを3分の1のスピードで10回以上聴いてまず口ずさめるようにして、そこでギターで弾いて音探すなんてこともした。だから朝30分やって1拍分しか採譜が進まないこともしばしばだった。でもそうすれば採れるんだよ。いいソフトだよこれ。

やってみて思ったこと。

「音楽雑誌はもういらない」
「ギターマガジン」やら「Jazz Life」やら、譜面ほしさに随分買ったけど、あそこに書いてあるのは「文字と譜面」。譜面からすぐに音を感じられない自分にとっては、これは「音楽そのものではなかった」のよ。耳コピーだと自分がホントに愛する「音楽やプレイそのもの」から、いろいろ感じて考えられる。愛してない音楽には、採譜してて飽きちゃうから数ヶ月向かい合うことができないしね。一度採っておけば、あとで練習しても体がフレーズをまず覚えてくれてるから、フィンガリングの検討も楽だし。音楽雑誌はほんとにこれから立ち読み(爆)でいいや、って感じだ。

「譜面には全て書き記せない」
一応譜面にはしたが、「譜面ってのは音の動きを"最大公約数"的に記したメモ」って感じた。パット自身はモタッたり、ツッコんだりほーーーんと自由に歌ってる。その歌心までを譜面にはできないな(市販の譜面もそうだろうな)、と思った。弾き手に再現してもらえて、はじめて多くの人が感動できるのが音楽。弾いてもらって音として生まれる段階で、すでに作曲家と弾き手のコラボレーションなんだよね。作曲家にとっては「こんな風に弾きやがって。オレの頭の中の音とチガウぞっ。バカヤロー」ってストレスの素でもあるだろうけど。だからこそ、その譜面の先・音楽の先の「歌心」を、弾き手なりが感じて弾かなきゃ意味ない、とも思った。

「パットにも手癖がある」
コード感からアウトした感じがするからてっきり相当難しい指使いかと思いきや、フィンガリングはあっさりしてるってのが、よくあった。採譜も進んでくると、「あ、こんな音の動きだとこんな指使いかな?」で探すとドンピシャってこともあったし。瞬時に音に反応するアドリブなだけに、やはり簡単な動きになっていくんだな。


これで採譜が終わったわけじゃなーい(^^)。今度はCharlie Hadenの弾くベースラインからコード進行を推定&採る。でもってどんなコードサウンドを背景に、パットがどういう音を反射的に選んで弾いてるのか感じたい&考えたいと思ってる。

それが終わったら今度は何を採譜しようかな(^^)。
それ考えるのもまた楽し、だぁ!!

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コメント

でぇ~、Tonさん凄すぎですぅ!!!

採譜は、私にとっては根気以外のナニモノでもないです。

完全にコピーを目指すと弾けなくなっちゃうし、
譜面はTonさんもおっしゃるように、曲のすべてを表してはいないし・・・

だから、自分の曲もコードとカタカナの羅列になるんです。

まったくもって、真の音楽家の方には邪道です(笑)

投稿: あゆっち | 2007年4月21日 (土) 13時46分

>あゆっちさん

ありがとうございます(^^)。
「スゴイ」と言ってもらえて、素直に嬉しいです(^^)。

>採譜は、私にとっては根気以外のナニモノでもないです。

でも「根気のなさをカバーする知恵さえ編み出せば、誰でも
出来る」んですよね。僕の場合はその根気もありません(笑)。
だから、ガマンする時間を短くして、コマギレにする。
だから2ヶ月半もかかっちゃうんです。2,3音採ったところで
根性が尽きてヤメ、なんてことたくさんありましたもん。

ですがそのたった2、3音でも、このPower TAB Editorで
譜面書いておくと、その音が記録されて残るし、PC内蔵音源で
音を出して、自分の入力した音が確認出来るんです(ちゃちー
音だけど音の高さはわかる)

>完全にコピーを目指すと弾けなくなっちゃうし、

いらないですよ、そんなもん。
要はあゆっちさんなり「だるま食堂」のノリで
楽しく音楽してればいいんですもん。
僕は自分の手癖にいいかげん嫌気が差してきちゃいまして。
でも僕も完コピするつもりではやってません。
自分が「カッチョイイ」と思う演奏、
どうやってやって弾いてるのか知りたい、そして
音楽的な反射反応性を、少しでも高めたいだけです。

>まったくもって、真の音楽家の方には邪道です(笑)

だるま食堂は真のエンターティナーだと思います。
素晴らしいです。

投稿: さかた | 2007年4月21日 (土) 23時30分

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