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2007年6月19日 (火)

安価なチャリの可能性

最近自転車が脚光を浴びている。

国道を走っていると、タイヤの細~~い自転車(レーサーってやつ)をよく見る。フレームやパーツを見ると、"自転車石器人"な僕ですら「20万円以上はするぞ、これ」と思うような自転車を、あたりまえに見るようになった。ジャージやシューズもばっちりキメて(^^)。自転車が「『着る』&『歌舞く』楽しみの一つ」になって、ポピュラーになってきたこと、細く長くであれ30年以上自転車を愛し続けて来ただけに嬉しくもある。

さびしいこともある。オタクの趣味だった20年前は、オタク同士の連帯感があるから、レース派・ツーリング派、様々あれど、すれ違うと会釈しあった。キツい峠道の登りなんかでこれがあると、とっても元気をもらった。いまはポピュラーになった分、それはきわめて少ない。ちょっとサビしい。でもジローさんのブログみてると、レース仲間同士には競い合いこそすれ、健闘を称え合う意識があるのはいいな。

こうしてポピュラーになってくると、機材に関するウンチクも浸透し、ほんとにいい自転車が出回っている。すると、細く長くずっと乗ってきた僕は反抗したくなってくる。
いいパーツ・フレームで構成された、いい自転車を使えば、誰でも100キロ程度は一日かければ走れて当たり前なのだ。当たり前な機材で当たり前のことやったって面白くない。1万円前後で売ってるママチャリクラスでどこまで出来るかの方が、面白い気がする。
レースするんじゃないんだもん。「あれがないとダメ」で考えるんじゃなく、「道具の使い方次第でこんなことだって出来るぜ」って方向でいきたい。自転車バカはキツい坂で止まっちゃって足つきをするのは「坂への敗北」になるからとても嫌うが、そんなくだらないプライドは捨てちゃう(^^)。乗って上れない坂は押せばいい(笑)。長く乗ってお尻が痛くなるなら休憩を増やせばいい。スピードが出ないならその自転車にあったスピードで走ればいい。どんな自転車でも歩くより速いんだから。僕は「歩く人」だから、身体でそれがわかる。

やっぱりオタクだな、僕は。

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コメント

安価なチャリにいいものが多くなってきたよね。さすがに1万レベルのママチャリでは難しいと思うけど、29800で買った、700Cのレーサーもどきで、国立まで片道15キロ通ってました。川沿いのいい道があって、ホントむしゃくしゃした後の帰り道はすっきりしました。
でも筆者はフレ取りができない。チャリ屋に持って行ったら、5000円。それでお蔵入りになっちゃった。乗れば乗るほどフレは出てくるもんね。最近は乗れてないなあ。
でも知ってる?俺のブログにも書いたけど、山手線内はチャリンコ天国というか、無法地帯。みんなヘルかぶってかっこいいんだけど、信号守らない、隙間をするするでホントおっかないよ。

投稿: TATSU | 2007年6月19日 (火) 07時43分

レース仲間にはね~、共通の敵がいるのだ。

     坂 と 風

戦友だから健闘を讃えようと思うよね。
逆に先頭を引かない奴は卑怯者として軽蔑される。

あとね、挨拶はこちらからオーバーにすると大抵返してくれるよ。
追い越しざま声をかける習慣も生きてます。
ご安心あれ。

投稿: ジロー | 2007年6月19日 (火) 17時35分

実は私もmixiで似たようなことを書こうと思ってたんです。なんか以心伝心みたいで嬉しい感じ。(野郎から以心伝心されても嬉しくないですね。爆)
私はさかたさんには遠く及ばないですが、それでもチャリンコの遠出は昔から好きで、街でカッチョいいチャリンコがさっそうと通り過ぎるのを見るたび、いいな欲しいなと思う反面、これからはスーパーで1万円のママチャリで肩肘張らずプチ遠出ってのもいいんでないかい、って思ったりしてました。

北海道をバイクでツーリングする人たちって道ですれ違うと挨拶をするんですよね。それっていーなーと思ってたのですが、自転車乗りでもそういう習慣があるんですね。知らなかったです。いーなー。(^^;;

投稿: 一太郎 | 2007年6月19日 (火) 22時49分

>TATSUさん
>安価なチャリにいいものが多くなってきたよね。

うん。

>1万レベルのママチャリでは難しい

それもまた真実。長く快適に走るように出来てる道具ではないからね。でも、だからこそ面白そうだと思わない? いい機材つかって当たり前に走るのは、ウンチク好きのマニアにまかせておけばいいもん。ギターもそうだけど楽器の素材についてウンチク多い奴はたいてい演奏はドヘタ。道具との真剣な対峙を放り出しててめぇの努力不足を機材のせいにしてる奴がほとんどだからね。ウッチッヤンナンチャンの番組でママチャリで東海道を走るお話しやってて、たとえカメラ前のみのヤラセがあったにしても、ママチャリで箱根超えてるの見て、「やるじゃん」と思ったよ。

とりあえずさぁ、クランク回しやすいサドルの高さまでサドルあげるだけで、ママチャリも乗りやすさが段違いにかわると思わない? 小学生の時によく言われた「足がちゃんとつくサドルの高さ」、あれって自転車乗らなくてもいい自転車嫌いなバカ大人が考えた安全策でしかないもん。あんな高さ、乗りにくいだけだ。

>ホントむしゃくしゃした後の帰り道はすっきりしました。

歩くのもそうだよ。歩き始めは心の中は千々に乱れてるけど、1時間経つと歩きの快楽の中にいる。身体動かすっていいよね。デスクワークははっきり言って僕はキライです。歩く中で考える方がどれほど幸せかと思う。

>でも筆者はフレ取りができない。

こだわらなければ、粗いフレとりはニップル廻し一個あれば出来ないかな。確かにタテフレまで除るのは職人芸だけどね。関西まで自転車で行った時追突事故起こして、前輪ベロベロになったけど、その場で応急処置して残りの300キロは走ったしね。

>山手線内はチャリンコ天国というか、無法地帯。

はねたら確実に車が悪くなるから損だよな。今、過渡期だよね。僕は自転車派だけど、法律的にはもっと不利にした方が、マナーはよくなるんじゃないかな。信号護らないのは言語道断だけれど、自転車って歩道にも車道にも、ほんと居場所ない。文化の中に自転車の居場所ないよね。でも、だからといって世界的な「文化的いい子」になれとは思わない。草レースが盛り上がるのは大歓迎だけど、ツール並みの大レースまで日本でやる必要あるのかとは思ってる。「もっと本場に行けばいいじゃん」って思う。何でもかんでも日本で流行らす必要はないと思う。

>ジローさん
>共通の敵
>坂と風

ほんとそうだね。だからこそ燃えるんだけどね。

>逆に先頭を引かない奴は卑怯者として軽蔑される。

ジローさんのお師匠はこれに関しては厳しい方だよね。
I川M敏さん、自転車ロードレース界の"野茂"だと、僕はリスペクトしてるよ。歯に衣着せない、オヤジギャグ満載の下町のおっさんではあっても。日本を発つ直前の修善寺CSCラストレース、サイスポに載った写真を僕は何故か覚えてる。

>ご安心あれ。
そうか。まだ生きてるんだ。嬉しかった。僕が気後れしてただけだな。反省します。自転車乗りながらその辺走る一般人の格好しかしてないからなぁ。このスタイルから「がんばれ!」って手を振ってみようと思う。

>一太郎さん
>野郎から以心伝心されても嬉しくない

いや、スピリットを感じる人からなら、男女関係なく嬉しいです。

>私はさかたさんには遠く及ばないです

ふざけんな。です。いつも過小評価過ぎ。自転車にしろ地図の愛し方にしろ、そして何より音楽! 根っこまでしみ通ったセンスはアナタの方が確実に上です。信頼する人の多さが、それを物語ってます。それをいわないのがまた一太郎さんの良さなんだけど。

>いいな欲しいなと思う

道具としてはほんと素晴らしいもの。僕もあこがれはします。でもさぁ、もっと手軽に楽しむスタンス、あってもいいよね。レーサーは乗ってみたけど(6万程度の安物だけど)、僕の感覚からはセンシティブ過ぎる道具だった。ちょっと気遣いが足りないとすぐパンクするし。徹底的に僕は「自分が好き」なのか(笑)、道具を愛してはいるけど、ちょこちょこお世話しないとすぐヘソ曲げるような弱っちい道具は、面倒くさくてダメです。ギターも然り。サンタはそれほど弱っちい道具ではありません。その点、ママチャリの庶民性は素晴らしいですね。

>自転車乗りでもそういう習慣

歌舞いた人たちだけでなく、もっと一般人の格好をした僕らから流行らせましょう! でもさ、自転車やバイクって、孤独になれる良さもあるんだよね。乗ってる時間は誰とも話さなくていい安らぎが。これも大切にしたいな。

投稿: さかた | 2007年6月20日 (水) 23時14分

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