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2007年7月28日 (土)

線から点、また面へ

昨日の会社帰りは、JR横浜線片倉駅から八王子みなみ野駅までの1駅間(2キロ弱)、歩いてみた。八王子みなみ野周辺でまだ開発されきらない丘陵の道を見つけたのよ。片倉駅を出て湯殿川沿いに歩いてR16を渡り、八王子市立由井第2小学校の南裏の山へ。まだこんな谷戸が残るんだとワクワクした。

林の中にはいると、ヒグラシの詠唱が聞こえてくる。
ヒグラシの鳴き声は「合唱」っていうとイメージが違う。こちらでひとしきり鳴きだし消え入る寸前、離れたところから聞こえてくる、歌っている。サイモン&ガーファンクル「スカボローフェア」の詠唱にイメージが近い。林の深みを感じさせるのにこれほどバッチリなBGMはないなぁ。とても空間の拡がりを感じさせる詠唱だ。無理矢理作り上げる音楽なんぞ、一瞬ばからしくなる。身体にとても心地いい。

ところで僕はダイエットは大嫌い。痩せるために歩くなんてまっぴらごめん。エアロバイクやトレッドミルなんぞ、どんなに漕ごうが歩こうが景色は変わらないし、風もにおいも変わらない。俺はハツカネズミじゃねぇ、と思う。発見の楽しみがないから歩く気になんかならない。通勤沿線はもう歩けるだけ歩いたから、地図を眺めていてもワクワクできる道がなかなか見つからなかった。この間、メシ食いながらカミさんとそんなこと話したら、こう言われた。いままで面や線で見ていたのなら、今度は点に絞って深めてみればいいじゃない?」

その通りだ。今度からそうしよう。
カミさん、結構こういういいアドバイスしてくれる。僕の仕事や音楽を本質的に理解してくれるから、ほんとにほんとにありがたい。昨日通った場所の再確認に『新編武蔵風土記稿』(雄山閣版)の"片倉村"の項を読んでいたら、見たい場所が見つかった。今度はここへ行ってみようと思う。

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コメント

ういーっす! 帰ってきたよん。

昨日、上高地の明神池から河童橋に至る遊歩道で、キツツキが樹を穿つ音を聴いたよ。

   「コココココ…」(デクレッシェンド)

ウグイスのスキャットの間に軽妙なパーカッションが入るなぁ、と思いながらね。


線から点、また面へ>

こう云われると、その物体が所属する空間を研究しなくちゃ、などと考えるのは職業病です。ハイ。(^_^;)

それにしてもいいなあ、愛しのton's女房様にアドヴァイスを戴けるなんて♡
三国一のエロ男もとい幸せ者め!

投稿: ジロー | 2007年7月29日 (日) 06時12分

やっぱりね、缶を蹴っ飛ばして落ちたところで、まる一日ワクワクできないとあかんよ(笑)。

ところで、ヒグラシって遠くで聞くとあんなに涼しげな鳴き声なのに、至近距離で聞くと、声が割れちゃっててぜんぜん聞けたもんじゃないんだよね。あの現象は不思議だなぁ。音響学的なものだと思うんだけど。

投稿: ウミユスリカ | 2007年7月29日 (日) 06時21分

>ジローさん
お帰りっ! 子ガモも本人も無事で何より。

>キツツキが樹を穿つ音を聴いたよ。
>「コココココ…」(デクレッシェンド)
>ウグイスのスキャットの間に軽妙なパーカッションが入るなぁ、

ええSoundscapeやぁ!!最初、キツツキの穿音を聞いた時、あまりのテンポの速さにびっくりした。超トレモロの機関銃だもん。よく脳震盪起こさないなぁ(爆)。軽井沢とか行くと、林の中でリスも見るしね。信州は素晴らしいです。

>その物体が所属する空間を研究しなくちゃ、

まさにその通り! ウミユスリカさん同様、やりまっせ(^^)。

>三国一のエロ男もとい幸せ者め!

はい、幸せです! ボクはカミさんが大好きですから(^^)。
言われるなら「エロ男」のほうが生命力あっていいです。。

>ウミユスリカさん
あなたの従妹はボクの伴侶には最高です。(ノロケ)

>缶を蹴っ飛ばして落ちたところで、
>まる一日ワクワクできないとあかんよ(笑)。

うん。それもやるよ。
でも、ボクの身体の中にはサイクリスト魂がまだあるんだよ。もっと先や広範囲が見たい、距離を重ねたいって欲求がある。その声には正直になってやろうと思う。
いま、多摩に関してはその広がりに対するこだわりの下塗りを一旦終えたところ。ここからポイントにこだわってやろうと思ってる。

>ヒグラシって遠くで聞くとあんなに涼しげな
>鳴き声なのに、至近距離で聞くと、声が割れ
>ちゃっててぜんぜん聞けたもんじゃない

指揮者の小澤征爾さんが諏訪内晶子さん(violin)と協演した時に、諏訪内さんに言ったこんな言葉があります。

「ぼくなんか、いろんなヴァイオリニストと一緒に弾く機会が多いんだけれど、ここの指揮台で聴いているときは随分乱暴に聞こえるような人が結構多いんだよ。大きなホールだとそれで丁度コンロトールされているような演奏に聞こえるんじゃないかな。とにかくそんな綺麗な弾き方してたんじゃダメだよ」(諏訪内晶子『ヴァイオリンと翔る』NHK出版より引用)

「音響学的にノイジーな成分が、音の伝達距離によって波形の角が取れていく」とかいった研究は読んだことないけど、そんなことはあるんだろうね。多少やりすぎぐらいで丁度よく伝わるっていうのはよくわかります。

投稿: さかた | 2007年7月29日 (日) 11時09分

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