« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月30日 (木)

かんぽの宿

はじめて行ったのは3歳。奈良。
当時は「簡易保険保養センター」と云った。

僕が生まれた当時、父は"チョイどころじゃない悪オヤジ(笑)"だった。大井オートでスッた、呑んじゃったetc・・・。だもんだから、給料を入れないときがよくあったらしい。

「かんぽの宿」は、そんなこんなでついに頭に来た母が、「ならば私も使わせてもらう!」と行くことになった関西旅行で、初めて使った宿だった。「新幹線乗って、奈良行って、大阪行って。お父さんの夏のボーナスが千円ぐらいしか残らなかったわ(^^)。アハハハハハァ」と、いま母と一緒に晩飯食べたりすると、よくする思い出話。その剛毅な金の使い方に父の方がびっくりしたそうだ。

父は「俺は最終的には大井の家に帰る」と言っていたから(でも二人では結局戻れなかったな)、母が家を買うために貯めていた貯金は「じゃあ、旅行する」となった。以来、かんぽの宿使っていろいろなところへ行った。順不同で上げるが、青梅、いわき、松島、大洗、伊豆大島、旭、潮来、勝浦、鴨川、寄居、箱根、石和、上諏訪、富山、山代温泉、焼津、三ヶ根、能勢と。最近、郵政民営化で統廃合をし、ちょっと高級化も図っているが庶民性はあまりかわらない。TVで紹介される一泊40000円ぐらいかかるような高級温泉宿のような、品のいい調度品・絵画・掛け軸などない。料理だって日本料理系のファミレスに毛の生えた程度。でもだからこそ僕のような庶民には、まるで家のように落ち着ける。泊まりなれて勝手を知っているのもあるけどね。
この夏は蓼科でペンションなる西洋風民宿に泊まったが、あれ、実は好きじゃない。料理もそのコストの中でがんばって趣向を凝らしているのはわかるけど、なんか妙なエエカッコシイ。落葉松の林の中にヨーロッパアルプスを「見立」て、無理矢理高級感を演じようとしてる感じが、どうもなじめない。白樺を無理に植えて景色を作ってるペンションもありやがる。まぁ、中国を追いかけていた昔の「八景」の見立てから、日本人は見立てが好きだけどねぇ。。。

長男が3歳の時、茨城県の"かんぽの宿・潮来"に家族3人(まだ次男はいなかった)で行った。ここは小学生の頃僕も両親と来ている。最寄駅であるJR鹿島線・延方駅の高架駅のくせに寂れた感じが、子供として行った当時の僕にはひどく衝撃だった。その駅がそのままで残っていたのにも感動を覚えたし、なにより子供として来た僕が子供を連れてきているというのに、とても感慨があった。

泊まった日の夕方の出来事である。
メシの前にひとっ風呂浴びようと家族皆で浴衣着て、最上階にある大浴場にむかった。エレベーターが開くなり、腹のでっぷり出て、少々はげ上がった60近い中年オヤジがエレベーター扉前の床几風ベンチに、ちょっとムスッと寝っ転がっている(笑)。そのオヤジ、腹をボリボリ掻きながら、僕らと一緒にエレベーターに乗ってきた奥さんに一言。「遅ぇじゃねぇかよ。待ったぞ。バカヤロー!」。ここに来る客層の、この飾らなさ、この雰囲気、思いっきり「下町」である。大好きだ!

"かんぽの宿"は僕の宿である(^^)。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月29日 (水)

蘇州夜曲

作詞:西条八十  作曲:服部良一 の名曲。
いまリハーモナイズして遊んでる(^^)。
歌本にあるコード進行がどうも気に入らなくて。
できあがったらカミさんの歌と合わせてみよう(^^)。

楽しみ楽しみ(^^)。
すんばらしい曲です、これ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月27日 (月)

またまた、ゆるゆるの海水浴

用意周到に計画を立てて行く旅行…。
これ、あまり僕は好きじゃない。「調べたことの確認」にいくような感じがイヤ。ギター購入もそう。いろいろなスペックを調べているうちに、もっと大切な「その音が好きかキライか」の感覚が鈍る気がする。

衝動的に行き、そこでいろいろ工夫して、
現地での出会いの中で旅を作り上げていく。
つまりは、旅そのものとのジャムセッション。
大失敗もあるけど、これがいちばん楽しい。

Dscn0729_640 Rscn0746_640




昨年も書いてるが、今年も夏休みの最終週のこの月曜に家族四人、またふらっと海に行ってきた。こんどは茅ヶ崎の海岸。

子どもが家にいる夏休みというのは、ある意味母親にとっては地獄。最近の猛暑はハンパじゃないから午後いっぱいは長男は家にいる。長男は力をもてあまして、次男やお母さんに当たる。また最近、何故か知らないが公園に行っても、あまり友達が遊んでいない。いったいどこで遊んでいるんだろう。とにかくカミさんや長男の心の毒抜き。昨年から夏休み最終週の海水浴が定着しつつある。

夏休み頑張り抜いた&先日の蓼科旅行の達成感、それを胸に抱いてのいきあたりばったりのユルユル海水浴。海にいろいろなもの吸ってもらいました。とりさんの名言ですが「人生に海は必要」です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月22日 (水)

父を感じた旅行

父がいれば、きっと孫たちの喜ぶ顔を楽しんだであろう、この信州蓼科旅行。母だけでなく、仏壇にある父の小さな遺影も一緒にいった。

Rscn0596_2 蓼科の東急リゾートの一角にあるペンションに泊まったが、母はセレブ風な雰囲気を、そして孫たちの喜ぶ顔を、とても楽しんでいたようだった。たどり着くなり、ペンションの花壇に飛んでいたのはカラスアゲハ(写真)。大きくてものすごい綺麗なチョウにびっくりした。夜は若干ガスって天の川までは見えなかったが、みんなで星を見た。星座早見盤を持ってって「夏の大三角」を探して。相模原では見えないたくさんの星に、長男はびっくりしてた。

2日目には白樺湖、霧ヶ峰、車山高原に行った。ここは僕が小学校三年生、つまり長男と同じぐらいの頃に、上諏訪の"かんぽの宿(当時は簡易保険保養センター)"に泊まって、遊びに来た土地。「白樺湖では父と足漕ぎボートに乗って、湖の中にある島までこぎ寄せて遊んだっけ」といったことを、ふと思い出した。2日目にどこへ遊びに行こうかと考えたとき決めた場所は、白樺湖ほとりの白樺湖ファミリーランド。僕ら夫婦二人じゃ、金ばっかり吹っ飛んでくだらなくてゼッタイに行かない遊園地(本音言えば山歩きして自然を満喫したい)、僕が「ここ行こう」って言ったとき、カミさんは思ったそうだ。「これ、どこかでお義父さんの力が働いてる」って。亡父なら孫の喜ぶ顔が見たいから、間違いなくここを選ぶから。

行ってみれば案の定、息子たちは狂喜乱舞! 歩けはするが足の悪い母には休んでおいてもらって、僕とカミさんで手分けしてガキ共二人をアトラクションへ。ゴーカート乗って、きかんしゃトーマスの豆機関車に乗って、ジェットコースター乗って。長男はおかあさんとお化け屋敷(次男と離れてお母さんとツーショットになれるのが、長男は好きなのだ)、僕は次男と鏡の錯視を利用した「異次元の館」へ入った。僕はここで軽い乗り物酔いみたいになって気持ち悪くなっちまった。三半規管で感じてる水平感と視覚から来る水平感が乖離すると、乗り物酔いって起きるんだろうな。空間識失調〈ヴァーティゴ〉の一つなんだろう。
そろそろ帰り、母を余計に歩かせるわけにいかない。僕はその状態のまま近くのゲートまで車を寄せに、駐車場まで行った。車についたらアトラクションに乗った疲れと酔いで10分弱、僕は動けなくなってしまった。そうやって僕が参ってる間に時間をもてあましたカミさんは、しかたなくさらに乗り物に乗せるハメになった。僕がやっと帰ってくるとカミさんは言った。「これ、お義父さんが『もっと遊ばせてやれ』って、Tonちゃんを動けなくしたね」って。

Dscn0592 半日遊園地で遊んで、もう僕ら夫婦「ちゃちな作り物」に囲まれる世界にいるのは限界。当然「まだ遊びたい!」という息子たちを追い立てて、出発した。
車山高原へ向かう道から見た、白樺湖・蓼科山・八ヶ岳の風景(写真)には心底、心が洗われた。車山高原から諏訪へ下り、諏訪湖で食ったソバも美味かったなぁ。どうってことない店で食っても美味い。信州のソバの底力を感じた。

結局、父と行った道を辿ってしまったこの旅行。
いなくても父を感じた旅行だった。

昨晩は20:30ころ家に着いたけど、やっぱり家に帰って子どもを寝かしつけた後の、夫婦で飲む酒がいちばん美味かった(笑)。そして今朝からはまた日常。夫婦手分けして、大量の洗濯物や食器洗いと格闘中。子どもの外遊びも絡めながら戦ってます。僕らの目からは、あの自然に浄化された瞳の光が、みるみる消えていっております(笑)。でも、撮ってきた写真にはいい顔のおばあちゃん(母)、子ども達、僕ら夫婦の写真があります。なんとかこれで当分はがんばれるのではないかいな。。。

この表情を見ると達成感はあります。
でも休みのはずが、ツアコンとして仕事してきたよう(笑)。
今日一日、休み余計にとっといて良かった
やるだけ家事やったら、もう午後はお父さん業放り出します!
でなきゃ明日から働く気になりません(笑)。

やっぱりカミさんと二人旅出来る日が、
楽しみではあります(^^;;;;)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月21日 (火)

リゾート地につきものの…

何故、どのリゾート地に行っても、テディベア博物館とオルゴール博物館があるんだろう(笑)。実に不思議。神社巡りじゃないけど「御朱印」みたいなのがあって全館巡ると景品みたいの、あったりして(笑)。

朝、散歩してるとマンション形式のリゾートヴィラが何棟も建ってる。大体「ここは日本か?」といった建物と名前がある。この標高まで水、電気、ガスといったインフラを整備するのは相当なコストと思う(こうして現地からカキコ出来るのもその恩恵だが)。リゾート地はきれいだが、利益はほとんど都市の資本に吸い上げられて、地元に落ちるのは微々たる土産収入のみ、ほとんどゴミと屎尿だけ、って話も聞いたことある。

この地がそうとは聞かないけど、地元と上手くいってることを祈る。

散歩中、何故か耳に中島みゆき「あたいの夏休み」が鳴り響いて、「まさに俺かも(笑)」と笑ってしまった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月20日 (月)

家族旅行なんて疲れるだけ…

明日(もう今日)から、僕の母&ウチの家族4人で蓼科に行く。
僕にとっては疲れるだけの孝行旅行(T_T)。一泊二日。

これ以上長い時間はいま、家族で旅行なんぞしたくない。基本的にガキの引率、疲れに行くだけ。それに外食が増えるとガキ共、だんだんお腹コワしてくる。帰れば帰ったで大量の洗濯物や日常生活が待ってる。わざわざ日常の負担を増やしに行くだけ、ってーのが実情だ。

自然や縄文時代の遺跡ならば見たいものたくさんあるが、そんな抽象的なもの見たってガキ共にはクソ面白くもない。すぐ飽きられてしまう。俺にとってはクソ面白くもない人工物で遊んでやらざるを得なくなる。

夜は夜で、僕の母の愚痴聞きか。。。「ひろゆきに大井の家のこと、大変な思いさせてゴメンね」、もう聞き飽きたわい。「僕へ申し訳ないから言ってるの」。言ってくれたからとて実務が何も進むわけでない。何の解決にもならん。うるさいだけ。自分だけ心の荷物下ろされても困る。

あああ、ガキ共の思い出づくりなんか全部放り出して一人旅がしたい(だから、長距離散歩してるのだ)。もしくはカミさんとの二人旅がしたい。。

結婚一年目で行った安曇野、ヨカッタナァ。有明神社前でソバ食って。レンタサイクルで安曇野の扇状地水利を見て。禄山美術館観て。充実してたなぁ。あんな旅、当分できんわ。

はぁぁぁ。。。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月18日 (土)

遠くで汽笛を聞きながら

茶碗洗ってたら、ラジオでかかった。

アリスの曲だけど、、、僕にとってはこれ、ぴかぴかさん(Vo)のさいたま~ずの曲だね。そっちの方が好き。

そういうのがいくつかある。

中島みゆき「海よ」はシンドウアツコの曲。ちゃんと中島みゆきのも聞いたけど、シンドウさんの方が作曲者本人よりはるかに好き。オリジナルは声があっけらかんとしすぎなんだよな~。

尾崎豊「I love you」は、大学時代のサークルの先輩(Difficult Chords)の曲。

一発声が出ただけでドラマが伝わってしまうヴォーカルって、ホント素晴らしいと思う。ここまでいってホントに「カバー」なんだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月15日 (水)

さだまさし&宮本常一

さだまさし
僕が10代の頃、音楽的にも、ものの考え方にも(父母をのぞく)、いちばん影響を受けたアーティスト。いまも日本中をツアーで回り、年間100回は日本のどこかでコンサートをしている。その作品のなかの、小さきもの・名も無き人の中に隠れたドラマを歌い続ける姿勢は、今も好きだ。

宮本常一
僕が心から尊敬している学者。民俗学だけではない。その生涯のうち、のべ4000日を、日本中を歩くことに費やし、合計16万㎞を歩いた。日本という国をその目で見、身体で感じ、記録し、ごく普通の人・底辺に生きる人々の生活から、日本の文化のありようを考え続けた希有な人物。佐野真一著『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』(文藝春秋)を是非読んで欲しい。

小さい頃から自転車で様々なところを走ることを愛し、さだまさしさんを聴いてきた僕が、宮本常一の生涯に出会い感動する。自分の心のアンテナの向きを感じる思いがする。そこで不思議なことがある。

それは「さださんが宮本常一について言及した、インタビューなり文章に出会ったことが無い」と言うこと。

さだまさしと宮本常一。なぜかその視点・姿勢にとても共通性を感じてならない。日本中を旅し、様々に人に出会い、小さきものを見つめる視点を持つ。さださんはものすごい読書家だ。『忘れられた日本人』(岩波文庫)といった著作に出会ってないはずはないし、さださんの周囲の人も「読んでごらんよ」と薦めないはずがない気がするのだ。

何故なんだろう??

いつかさださんと話せるような縁があるなら、是非「宮本常一を知ってますか?」と聞いてみたい。それともう一つ。ここまでアコースティックギターを愛するきっかけになってくれた、御礼が言いたい。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年8月14日 (火)

父の家の事務処理

昨日、司法書士に父の住んでいた家の相続登記を依頼した。

5月頭に親戚連中が集って遺産分割協議を行い、売却が決定。昨日、遺産分割協議書が添付書類(相続人全ての戸籍謄本と印鑑証明)含めて完成し、売却の前段階としての、僕の名義での単独登記。まずワンステップ。この後も、僕のじいさんが契約し(何故かは今、親戚の誰にもわからない)登記簿にある、昭和32年段階での家屋売買契約を外す手続きがある。不動産登記関係法のいい勉強になってますわ、こりゃ(笑)。

一つ峠を越えて、ちょっと気が抜けてます。正直言って、疲れた。

まぁ「one at a time」で頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月13日 (月)

汽笛

僕はJR京浜東北線に乗っていた

すぐ隣をブルートレイン「富士・はやぶさ」が追い抜いてった
追い抜きざま、牽引するEF66が汽笛を轟かせた

不思議だが、なんて哀しい音色なんだろう、と思った

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年8月12日 (日)

6導体送電線

Dscn0422_640 高野山、和歌山方面の旅行中、バスが中央道の恵那峡を走っている途中で、ちょいと大がかりな送電線を見た。


6導体送電線。超高電圧を送るため、6本の電線で1ペアにして1本の電線にしたもの。1本の太い電線で送ろうとすると、かえって損失が大きいのだそうだ(IEさんご教示)。で、こうした構造にするらしい。こうした高圧線に通る電気は交流電気。関西で1秒間に60回プラスマイナスの極性が変わる(60Hz)電気。その交流でも「三相交流」といって、1回線につきこの電気の波形の位相が120度ずつ違う3種類の電気が流れているので(三角関数を考えてみてください)、3本で一回線になる。こういうの弱い人には、さっぱりワカラネェだろうな。

とにかく6導体送電線は、かなりの高電圧を送る送電路線。ネットで調べると50万ボルトクラスの電気を送る設計だそう。試しに国土地理院の地形図閲覧サービス(カシミール3Dのプラグインで閲覧)で、この送電線を北へ北へと追いかけてみると、岐阜開閉所を通って、富山県南砺市の発電所へ行く。これだけの高電圧の流れる設計をされた送電線だ。恐らくかなりの広い地域をカバーする送電網なんだろうな。

Dscn0413_edited それともう一個、まだ架線はされてないけど、長良川の水面上にたっていた鉄塔。台座が少々心許なく見えてしまうが、水の影響は逆に少なくなるのかな。




歩きながら見えているものには全て何らかのつながりがある。こんな送電線からも、送電線を見つけた一点ではない、地域間のつながりが見える。いろいろなところで見えるものから、感じ、考えるって、楽しいな(^^)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年8月11日 (土)

真言宗の声明って、面白い!!

Dscn0232_640 高野山では宿坊に泊まった。名前は遍照尊院
宿坊(つまりお寺)なだけに、朝は6:00からお勤めがある。別に早起きは朝練で慣れてるから問題はないが、義務的で少々気が重かった。けどそれは杞憂だった。

真言宗の声明って、面白い!!

まずpぐらいの音量で声明を唱えながら、大僧正をはじめとするお坊さん5人ほどが、堂内に入ってくる。お堂の正面には手指で智拳印を結んだ金剛界大日如来が鎮座。お堂の中心、大僧正の目の前には護摩壇。お勤めが最高潮になってくると、薄暗い堂内の壁が護摩の火でメラメラと照らされる。「ヲヲッ、カッコイイじゃん、この照明」と思った。

声明が進むうち、お坊さんたちの唱える声明の音量が上がる。声明はユニゾンではないが、かといって西洋音楽的なハーモニーでもない。それぞれのお坊さんの持っているピッチで自然に合唱になる。聞いていると時折、声明の掛け合いになる。こんな効果どこかで聞いた。「あ、グレゴリオ聖歌!」と思った。
お勤めの最高潮、mfぐらいの強さで声明が続く中、シャンシャンと錫杖を振る音と不動明王の真言※がffで、お経のリズムとはちょっと外れたテンポ・リズムで轟く。これは参列者からの依頼を募って(コレが商売です)の加持祈祷。一人一人に護摩に願い事を書かせたものを焚きながら参列者の頭上で錫杖を振り、不動明王真言を唱え「エエイッ!」と降伏(ごうぶく)の気合いを轟かせるもの。何ともアヴァンギャルドだと思った。
宗教と音楽って切れない。極楽や天国、悪魔払いを体験させる幻術。いまの優れたミュージシャンだって、何ら変わらない。その芸でもって異世界へとトリップさせ、癒しなり勇気を与えるんだから。

弘法大師空海って、平安時代の優れた知識人として書の達人としても有名だが、僕は声明を聞いていて、類い希なる「舞台芸術家」「音楽プロデューサー・アーティスト」だと思った。こうした舞台装置・声明当時の朝廷の人間をナンダナンダと異世界へ誘う中で、音楽を通して救いを現出し、伝説を作り上げることが出来たんじゃないかと。そしてこれだけの伽藍をこんな山深いところに作らせる経済力を得、今なお、その物語の力で信者を引きつけている。優れたアーティストだと思う。

音楽刺激って、快楽にダイレクトに結びついてるからなぁ。。。
特に僕だが、人は快楽には弱い(笑)。
朝からいいライヴを聴かせてもらった。

※不動明王真言/ノウマクサンマンダー バーザラダンセンダン マーカロシヤダソワタヤ ウンタラターカンマン

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007年8月10日 (金)

帰ってきました

高野山金剛峯寺、和歌山県龍神村、大阪府和泉市(聖神社、葛の葉稲荷)と、説経節の物語(しのだづま、安倍晴明)の所縁の地を回った二泊三日。濃い旅でした。公演もあり、大変疲れました。

まずはおやすみなさいZZzz。。..

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

高野山に来ています

星がきれいです。
ここは仏のお山。
酒はありません(ToT)。
しかたなく「般若湯」「麦般若」なるものを聞こし召しております(笑)。
明朝六時からは御勤め。そして和歌山県龍神村に行きます。

では!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年8月 6日 (月)

"宮が瀬-半原越"峠遊び(^^)

今日はギター&自転車仲間、同じ相模原のご近所に住む石井さんと、峠遊びしてきました。コースは自宅から、高田橋-愛川町田代-宮が瀬といって、清川村法論堂へ下り、そこから法論堂林道に入って、愛川町田代-高田橋、そして自宅へ帰る。50キロのコース(地図及び勾配断面図参照)。9:30にスタートして13:30までの4時間、楽しんできました。地図は勾配断面図(これは全コース表示)の6キロ地点から44キロ地点まで対応します。
Photo Photo_2





100_0628_edited_640 9:30ころ僕のウチに現れた石井さんは、tyrellとかいう工房の小径ロードに乗り、頭にはちゃんとサイクルヘルメット、オークレー(かな?)のスポーツサングラス、発汗性の高いAdidasのシャツ、紫外線よけの肘カバーにグローブ。スポーツサンダルに見えるけど、実はしっかりとしたSHIMANOのビンディングシューズ! キマッてます!
僕はといえば、自転車は29,800円のジャイアントATB、頭には普通にお風呂で使うタオルを巻いて、サングラスはSATYで買った2,000円の安物、ボトルケージには爽健美茶のペットボトルに水を詰めて凍らせたもの。単なる「怪しいオジサン」です(写真参照・笑。写真提供:石井さん)。

平地と地球引力が味方に付く(^^)下り坂では快調な、でも一旦登りにはいると、全て石井さんにチギられます。もう「何が坂バカだ。フザケンナイ!」ってテイタラク(笑)。それだって鈍亀走法でもダラダラと坂を走るのは、好きは好きなんです。
宮が瀬ではかき氷食べて一休み。楽しかったなぁ。BBSやここのレスで「大丈夫かな」とかヌカしてやがった石井さん。「全くの猫かぶり!」「フ・ザ・ケ・ン・ナ」でございます。とくに法論堂から半原越までの登りでは10分ぐらい差を付けられたと思う。しっかりダイエットに成功された石井さんと意志の弱い僕では、エンジン部分(体)の重量差が20キロからありますしね(笑)。いやはやマイリマシタ(^^)。

自転車好きが増えていくのは嬉しいな(^^)。
もう気弱な言葉は許しませんよ、石井さん!(^^) ご自身から提案された、山中湖サイクリング、是非やりましょうね。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007年8月 5日 (日)

そんなもん、もとからウチにあったか~!

昨日は、高校時代(神奈川県立海老名高校)からの友人たちと、厚木鮎祭りの花火大会見物にいった。このブログコメントにもたまに登場してくれるしゅごさん夫婦。この二人がたいそうな世話好きで、中心になって春・秋のバーベキューやこういう花火大会見物を「やろうよ!」と言ってくれるおかげで、高校卒業以来もう20年、ずっと付き合いがある。

それだけではない。
かなり異常なのが、この集団内での夫婦発生率。
ウチの夫婦もそうなのだが、しゅごさん夫婦を皮切りに僕らまで入れて最低でも5組! 見ていると、不思議にこれ以上ない組み合わせになっている。試しに頭の中で夫婦の配列を変えてみる。まず上手くいくイメージがわかない。互いが互いにこの人とこの人でなければフォローできない関係になっている。すっごい縁だ。
いまはそれぞれに子供が生まれているから、集まると大所帯になるし子供たちの食い物の取り合いもやかましい。子供たち見てると従兄弟同士で集っているようにも見える。

そしてまたメンバーから夫婦が誕生した! メンバー中いちばん気の付く女性。なぜこの女の魅力を男はわからんか、男共はバカか、と言えるような女性。よくぞその魅力を見抜いた! Sさん、あんたはエライ! 7月28日に挙式をあげたばかりで、昨日旦那さん(Sさん)と来た。高校時代からの友達ではないが、いちどこのグループでのある会に来たことのある人だったのだ。まだ新婚ほやほや! 寄り添う中にふっと同じ空気感が漂い(でもベタベタッとしてない、これが素敵)、また初々しさもあってすごく幸せそう。また奥さんがさりげなくそっと気が付くのね(誰かさん〈"Ton's女房"とも言う・笑〉と違ってね)。幸せのお裾分けをもらった。

ここでカミさんはのたまった。
「あの新婚の初々しさ、よかったね~。忘れてたものを思い出した」
俺は言いたい。
「忘れてたぁ?? そんなもん、もとからウチにあったか~!!」(笑)

子供二人程作ってはおりますが(爆)、
なんかウチは「友達のまんま」っす。

でも、幸せです(^^)。


僕はね。。(笑)

カミさんは。。。





わかりません(笑)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年8月 4日 (土)

アナム&マキ

すごくいい!!!
ギターストロークにすごくキレがあって色っぽい!!
この感動、山崎まさよし以来だ!

名前は知っていたけど、最近あまり雑誌のライターの売り文句に乗りたくないって気持ちがあって、敢えて動こうとしなかった。ところがたった今、J-WAVEで流れた音源聞いてしびれた。カッコイイ!!

歌もイキイキして、キレがある。
アルバム一枚、手に入れよっと(^^)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

道具は使いようが95%(^^)

今朝もいつものコース行って来ました。
ただ今日はちょっと自分に縛りをかけた。前のギアのいちばん小さな歯車、すなわち「いちばん軽いギアは使わない」って決めた。

こんど石井さんと、「峠に遊びに行こう」って話をしてるんだけど、僕がいちばん軽いギア使っちゃうと、よくよく見たら僕の方がはるかに軽く坂を上れちゃう。だから石井さんと同じぐらいのギア比にしても、僕は登れるのかと思って、今朝はやってみた。結果は・・・・。

なんと大して苦しくもならずに、1分もタイムを縮めてしまいました。前回が16分50秒だったのに今日は15分43秒で登ってしまった。面白かったのは軽いギアでくるくる回すときより、"引き脚"を意識出来てること、「踏んで登る」と「引き足を意識して登る」で筋肉の使い方変えて、ダンシングを使わないシッティングでの登りでも脚を休ませることも出来るんだなと思った。道具は使いようが95%。単なる素人で、まだはじめたばっかりだから、道具の使い方の意識を変えるだけで、劇的に変化が現れて面白いっ!! ジローさんみたいにたくさん乗ってるとほんの少しタイムを向上させることがエライ大変だろうけどね。

もっと引き脚を使いやすくしたいなー。一度レーサーシューズは使ったことあるけど(結婚したぐらいの頃、トライアスロンはじめた友人にあげてしまった)、あれ使うと「引き脚」使いやすいんだよね。トークリップに運動靴で走ってるいまだと、前頸骨筋をフルに使って引き脚使わなくちゃならないからちょっとキツい。

ビンディングペダルとシューズ、、、、、
欲しいな(^_^;;;。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »