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2007年9月27日 (木)

裁判初体験

25日に東京簡易裁判所に行ってきた。少々キツかった。
なぜ裁判所に行ったか? ご期待のように(笑)、刑法にひっかかる事をしでかしたわけではない。それは父の住んでいた家の登記簿に付いた売買予約をはずす登記事項変更に際し、民事訴訟法の「公示送達」(wikipediaで調べてみてください)という方法を採ったため、「原告である僕の本人陳述」が必要になったから。

僕の法廷の予定時刻は11:30。霞ヶ関の東京簡易裁判所(民事)には同行の司法書士と若干早めに待ち合わせた。「法廷に行ってみましょう」ということになり、4階に上がった。そこには民事事件を裁く法廷が8つぐらい並んでいる。法廷前の壁に貼られた予定表には、午前中いっぱい民事事件がビッシリ。これだけ様々な権利係争があるんだとびっくりした。そしてこれら法廷は、大人としての節度を守れば(入口に注意書きがあった。撮影したかったがはばかられた)、自由に傍聴できる。入口にものぞき窓があって模様をのぞく事が可能だ。

11:30ほぼきっかりに開廷。裁判官一人に書記官一人。二人とも「法律と自らの良心以外には何ものにも染まらない」意味(だよな)を持つ黒い法服を着ている。こちらは司法書士と僕。訴状は司法書士が作っているのだが(あんなヤヤコシイもん、僕ぁつくれない)あくまで代理人。僕が中央の証言台(あの"被告席"よ~・笑)に立つ。僕が原告本人である事の確認、そして「偽証は決してしない」旨の一文にサインし、起立朗読によって宣誓させられる。緊張するぅ~(^_^;;;;)。そして裁判は始まる。
いやぁ、あれだけの事件を裁いてるにも拘わらず、こちらの訴状の文章を裁判官はしっかり読んで、こちらの陳述もしっかり聞いてるわ。ちょっと調査の甘いところがあればシッカリ突っ込んでくる。「売買予約契約者の不在を自治体の住民課で証明を取り、現地まで行って確認したとのことですが、そこに現在お住まいの方にはお話は聞きましたか?」とかね。また「あなたのおじいさんが昭和59年に亡くなっていますが、なぜそこで相続が行われていないのですか? また昨年9月に相続の話し合いが一度もたれたとのことですが、その段階で何故この話が出ていないのですか?」etc。たしかにおっしゃるとおり。それには「なぜ親父がしなかったのか、私にもわかりません」と答えた。ほんとこういうこと一切ダメな親父だったなぁ。昨年動いたときも、司法書士の説明すること理解できておらず、叔父叔母に説明できなかったんじゃないかとも思う。ほんととにかく「不動産についた権利を動かす」ということは大変なことだ。また、素人の僕は曖昧な言葉にならないように注意しだすと結構しどろもどろになる。厳しい。僕らを担当した裁判官はちゃんと仕事をしていると思った。

「傍聴できる」のもすごいと思った。正直な話、新聞よりリアルだ。新聞に限らずマスコミの言論は、記事として面白くする(売る)ための誇張を感じ、僕には最近「信じられない感」も大きい。ところが法廷にはナマの証拠のぶつかり合いがある。社会の権利関係の動きがとてもリアル。現にこの日、法廷予定表で見た案件で多かったのは「金融機関が法定利息より多く取りすぎている場合の返還請求」、これもマスコミで騒がれたこと。実際はどうなのかが、ここにはある。裁判の傍聴は社会の動きをリアルに感じるのにすごくいいと思う。ただこれだけマニアの多い昨今だ。傍聴した事をまとめて実名でネットにアップしているヒマなバカとかもいるんではないか? そういう怖さも感じた。

これから2週間以内に判決はわかるが(実は25日の午後には出ているが郵送での通知を司法書士がお願いしていた)、どうなることやら。

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