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2008年1月 3日 (木)

凡人として、僕がやること

2日の晩はカミさんの実家のテレビで、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の"イチロー特集"を見た。「のだめ」のパリ編を見せてもらおうかな、なんて思ってたんだけど、ちょっと見ただけで、イチローの方に釘付けになった。

まず、この企画を立てて、イチロー(敬意を込めて敬称略にします)に接触し、これだけリラックスした表情をイチローだけでなく奥さんにもさせるまで、時間をかけて人間関係を作った上で、番組を作った責任者及びそのスタッフに、最大限の讃辞を贈りたい。最敬礼で頭を垂れる。これぞドキュメンタリー、ほんとうに素晴らしい番組だった。

自らの時間全てを自らの追求する究極の野球に捧げるイチロー、
リラックスする時間も、全て究極の野球のための必要な休息、
100%ピュアな野球職人魂が伝わってきた。
大きな驚きと感動を与えるスーパープロフェッショナルは
本当に人生の全てを捧げている、それが伝わってくる。

僕だって仕事をしている人間だ。
編集のウソを感じようと思ったけど感じることは出来なかった。
イチローを演じているなと、鈴木一朗さんに感じはしたけど、
それはプロとしての正しいあり方に映った。

「2007年はプレッシャーから逃げない。誤魔化さない
ってテーマを自分に課した」とイチローは言った。
痛かった。それだけはズルくなってるからね、僕。

でもね、、、僕は凡人だ。
ここまでピュアな職人魂に感動したとはいえ、イチローの真似なんてしたら、絶対にツブれる。家庭をぶっ壊す。僕は僕で七転八倒する中で、僕なりのやり方を見つけなくてはならない。

また僕から見たら、これほどピュアに職人を貫くとすると、「子どもはジャマだな」と思う。イチロー夫妻の飼ってる柴犬が出てきたけど。これ、犬だから癒しになる。子どもとなると完璧に自分とは違う意志を持った存在、思うとおりにはならない、かわいいだけではすまない。あそこまでプロフェッショナルを貫くとすると、意識的にひどく冷酷にならない限り、子どもは「自らの足を引っ張る存在」に過ぎないだろう。
イチローははっきり野球のことしか考えていない。奥さんにとっては、イチローだけでもう立派な"大きな子ども"(世話すべき存在、ファンの感動のために)だ。その人の体調を万全にするための、食事&メンタルケアのこれ以上ないプロに成りきっている。それが痛いほど伝わってきた。これでは子どもに分け与える愛の要素など一点もない。それほどまで夫婦ぐるみで真のプロフェッショナル作りをしている。

こんなの僕のような凡人には無理だ。真似なんぞ決してしてはいけない。子どもを作ってごく普通に家庭を守り、僕なりに精一杯、僕のフィールドで仕事するのがやるべき事。決してこれは才能がないということではなく、それが僕のやること。

ただ、仕事するものとして、
ここまで仕事するってのに憧れるのも本音。
結局それどまりなのが、凡人なのだが。
行く奴はどうしてもそこまでいってしまう。。誰を傷つけようとも。。。
それもまた事実だと思う。

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コメント

毎度です。明日も休出だ、ということでめげていると思いきや、完成したモグラ(モーターグライダーね)の試験飛行も兼ねて外出する喜びにかかとをけっ飛ばしています。(英語で「かかとをけっ飛ばす」というのは喜びを表す表現だそうです)

オレも、家族の中の人間関係を調節しようとして、逆に自分が壊れてしまった最悪のパターンを辿ったんだよね。今1人になって、やっと少し落ち着いて前を見られるようになった。自分の道を見失ったら、他のものも見えなくなるということを身をもって経験したから。今度はうまく生かせてみせる。これからの人生がうまくいくかどうかで、家族との人間関係をしっかり築けるかどうかが決まってくると思う。

さて、明日も娘達のために頑張らないと!

投稿: をーつき | 2008年1月 4日 (金) 22時12分

>をーつきさん
ワンハンドレッドの製作・初飛行の模様はブログで読んでるよ。いい飛行機みたいじゃない。こないだJR相模線にのってたら、僕に飛ばさせてもらった落ちても壊れないラジコン機と思しきやつを田圃で飛ばしてる人がいた。うーん確かにラジコン機はそそられるね(^^;;;;) ジローさんなんかも、触らせたらヤバそうだ(笑)。

さて、本文のイチロー夫妻の場合も、子どもを「作らない」のではなく「できない」って場合もある。それは悲しいこと。だからこそ仕事に邁進している場合もある。僕の考えたこれは逆になる。それも忘れてはいけないと思ってます。

家族って誰が壊れてしまっても不幸だものね。
気遣いがないってものありえないし、ウソついてても持たないし。押すとこ・引くとこを自然にできるよう、バランス出来るのがいちばんいいんだよね。なかなか難しい。僕も仕事でひどく気むずかしい時もあるし。これから先、息子たちも反抗期でこういうのがやってくる。大きな目で見ることを忘れないようにはしたいね。とはいえ、煩悩人間だからぶつかっちゃうとは思うけど。その時の自分に任せます。

まずをーつきさん自信が溌剌と出来るよう、
生きてってや。

投稿: さかた | 2008年1月 6日 (日) 08時40分

イチローのコメントってまじめ腐ってて嫌いだったんですが、最近は何か感じが違いますね。肩の力が抜けた気がします。向こうの方が野球に集中できていいのかな?

僕が一番印象に残ったのは、毎日同じカレーを7年間食べてるって話。いくら自分の流儀を貫くといっても、そこまでするかって思いました。

僕は、やっぱりなんだか奥さんがかわいそうに感じましたね。まあ、人の夫婦のことは分からないけど…

投稿: 石井 | 2008年1月 6日 (日) 09時31分

>石井さん
>イチローのコメントってまじめ腐ってて嫌いだった

今回みてて思ったんだけど、鈴木一朗さんの"イチローの演じ方"、とても矢沢永吉に似てるな、と思ったのね。そしたらあの「E.YAZAWA」のでっかいタオル持ってて。笑った。この二人、対談とかしたことあるのかなぁ。ないなら是非この二人に対談して欲しいなと思った。「プロフェッショナル論」を。

>そこまでするか

この点でも凡人と違いますね。

>やっぱりなんだか奥さんがかわいそうに感じましたね。

これ、ウチの奥さんと同意見。
「女性としての人生が犠牲になっている」と言ってた。

たしかに夫婦のことは夫婦にしかわからないんだよね。

投稿: さかた(Ton) | 2008年1月 6日 (日) 10時01分

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