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2008年2月10日 (日)

僕の耳コピ&採譜法

丸山ももたろう「目を閉じて」、耳コピ&採譜を開始した。
ところで、僕の耳コピ&採譜の手順だけど、下記の通り。

(1)キー(調)を知る
(2)チューニングを探す
そして実際の曲に入っていく。曲に入ってからは、

(3)ベースラインを口ずさめるまで何度も聞き、まず採譜する。

(4)ベースラインの上に乗っている音の動きを、口ずさめるまで何度も何度も聞く。普通の速度で余りに速いフレーズは、ミュージックアナライザーをつかって聞こえる速度まで落とし、何度も何度も聞く。長いフレーズはコマギレにして聞きとる。

(5)口ずさめるようになったら、ベースラインと組み合わせながら、右手・左手がどんな運指か、なめらかに弾けるような運指を探す。

(6)見つかった「なめらかに弾ける運指」をPower TAB Editorで採譜。ここで(3)で採ったベースラインの指板上のフィンガリングが変わることがある(ギターは同じ高さの音が出るポイントが指板上にいくつもある)。


(1)の方法だが、レギュラーチューニングをちゃんと整えたギターで、まずいちばん目立つメロディだけを単音で弾いてみる。するとその音の指板上の動きから、メジャースケールのどれの指の動きの形かがわかる。そういうやり方で探してる。僕には絶対音感(perfect pitch)はない。だから目で形を知ることからやるしかない。

(2)の方法は、聞いたサウンド感、ハーモニックスの時の音(これは大概開放弦で鳴らすことが多いから)で探すことが多いかな。今回の「目を閉じて」の場合は、以前に耳コピした「遠い空」と同じフレーズがあったのも「チューニングはDADGADだ!」の確信に繋がった。同じアーティストを何曲も耳コピしてみる利点はこういうところにもある。
実際チューニングは探すのが難しい。マイケル・ヘッジスの革新的名曲「Aerial Boundaries」などは、遊びながらでチューニング(CCDGAD)を見つけるだけで3年掛かった(完コピはもちろんしてない・笑)。だからももさんの場合は直に尋ねてしまうこともある。「目を閉じて」は、をーつきさんがももさんHPのBBSでズバリ聞いてくださってて「DADGAD(D modal)」ってわかってたのが有り難かった。ところがこれ、レギュラーチューニングかと思いきや、6弦が1音下がった「Drop D」って場合がある(こないだの「Desperado」がそうだった)。これを探すにはまずベース音だけを一曲通して聞いてみて、最低音が何になっているかで、探す。カポ付けてレギュラーで弾けなければdropしていることがわかる。

(3)(4)(5)(6)でいちばん大切なことは「口ずさめるようになるまで何度も聞く」ってこと。口ずさめないのはちゃんと身体に入ってない証拠。口ずさめれば、それがリズム的に譜面にどう書くかも、すぐ考えられる。ここで再生スピードを落とすフリーソフト「ミュージックアナライザー」が大活躍している。ほんといい時代になったと思う。


こんなふうにやってると2小節採るので30分以上、もしくはもっとかかるときがある。朝練で2小節とか2拍分とかでで終わることもしばしば(笑)。でもフレーズの繰り返しになったところで採譜スピードは上がるから、2ヵ月ぐらいかければ、1曲丸ごと採れる。今はこれがいちばん楽しい。

いま、子育ても家事もある。仕事のほうの勉強にもなるし何より楽しいから、お日さまの出ているうちはできるだけ歩いて、地域をこの目で足で感じておきたい。本もたくさん読みたい。曲作りのみに専念したいとならないのが、この僕(^^;;;)。だったらこうして、本当に美しいと思う音楽を、一つ一つ音そのものに向き合って、体に通しておこうと思う。これなら細切れの時間を積み重ね、充実感を得ることができる。小さな充実感を積み重ねる工夫、サラリーマンが仕事の傍ら続ける趣味には、大切なことだと思う。

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コメント

毎度です!早速励んでますね。いやでも刺激されるな。

私の場合、まあ大体同じですけど・・・・。

①チューニングは開放弦から探るか、あとは決まったフレーズから探すかのどちらかですね。たいてい開放弦。
②フィンガリングは「音のテンション」を聴きながら判断。ハイフレトかローフレットか、倍音の違いで判断です。DADGADの場合、2弦2フレか3弦4フレか決めるのに、プレーン弦の音か巻弦の音かで判断することが多いですね。

それくらいでしょうか。オープンチューニングの場合は、フィンガリングが大体決まってきますから、却ってレギュラーより楽かもしれませんね。

投稿: をーつき | 2008年2月10日 (日) 15時39分

>をーつきさん

嬉しいねぇ。こうやってノウハウを拡げてくれると(^^)。

>フィンガリングは「音のテンション」を聴きながら判断。
>ハイフレットかローフレットか、倍音の違いで判断です
>プレーン弦の音か巻弦の音かで判断することが多いですね

あ、たしかにそう。僕の「サウンド感」をさらに具体的に拡げてくれました(^^)。プレーン弦の澄んだ音と、巻弦の濁った音、確かに違う。それに弦長が長い方が倍音は多い。ハイフレットの方だと基音部分の音が大きいものね。ほんとこの「耳コピ」って、楽器やる人どんどんやって欲しいと思うね。

投稿: さかた(Ton) | 2008年2月11日 (月) 00時18分

(4)の文章にちょいと手を入れました。
(5)の「運指(フィンガリング)を探す」とき、「どこまでサスティンが伸びてるか」も、その音をどの弦のどのフレットで弾いているかを判断する材料にするね。押さえ終わった弦の音は、物理的に出ないからね。

投稿: さかた(Ton) | 2008年2月11日 (月) 08時34分

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