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2008年3月 1日 (土)

『人生を肯定するもの、それが音楽』

これ、日本のフォークの草分け的存在のひとりである、小室等さん著の岩波新書。とても面白かった。決してフォークソング史で留まらない、小室さんの音楽人生、芸術観に溢れているのがとてもいい。

タイトルになった「人生を肯定するもの、それが音楽」、これに「おっ!」と惹かれて手に取ったが、これは作曲家・武満徹(1930-1996)の言葉だそう。小室等さんは、10代の頃の教会での合唱体験をベースにフォークソングから音楽の世界に入り、プロとなって様々な音楽スタイルを独学する中で、谷川俊太郎・武満徹・渡辺貞夫・永六輔・坂田明・林英哲などのアーティストと出会う。そのアーティストたちの「創ること」に対する真摯な姿勢。音楽やってる僕としては、「そうした人とのつながりの中で生まれてくる『音楽の生命』を、どう生かし続けてきたか」に、とても刺激を受けた。
武満徹像も、今まで岩城宏之氏の著作や『芸術新潮』武満徹追悼号で触れてきたが、もっと気さくなこんな一面もあるのかと意外だった。

音楽を創ろうとする人・演る人のこころには、きっとシンクロすると思う。

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