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2008年4月12日 (土)

セゴビア

アコギインストほぼ^_^;;専門のライブバー・国分寺クラスタの静かな日(ライブのない日)はよく行く。7日(月)は休日出勤した後、行った(この日は"準静かな日"の木村デー)。店に入るなり、ちょいと音質は悪いが、とてもいいクラシックギターの演奏が聞こえてきた。

「ちょっとこれ誰?」と僕。
「あ、セゴビアです」
とマスター。

セゴビア(アンドレス・セゴビア 1893-1987 wikipedia)は、クラシックギターの巨匠。マスターは、自分が高校生ぐらいの頃にダビングしたカセットテープをかけていた。音質がちょっと悪く聞こえたのはそのせい。でも演奏自体はとても生き生きとしていた。

とてもびっくり。実は先日、これもすがぬまさんにお借りしたCDだったが、同じセゴビアを聞いてとても落胆したのだった。貸してくださったすがぬまさんに大変失礼ながら「これで巨匠といわれる人なの?」と率直な感想を伝えた。でも、ここで聴いた演奏はとてもよかった。続く有名曲「モーツァルト/魔笛変奏曲」もいい。巨匠といわれるのも分かる気がした。
しかし何曲か後にバッハがかかった。
そしたら以前の、「え、これが巨匠?」の感想が蘇った(笑)。あくまで僕の感想だが、低音部の処理がとっても雑。しかもテンポの揺れが多すぎ(アゴーギグちゅうの? こうしたタメなどがセゴビアの演奏の特徴だそう)。

これでわかった。僕は「セゴビア演奏のバッハがキライ」なのだった。近代入ってからの曲だと、セゴビアのロマンチシズム・歌心がハマっていいんだけど、セゴビアのバッハはいまの僕にはダメだ。

「この巨匠がわからないなんて、おまえは音楽がわかってない!」
はい、わかってません(笑)。好き嫌いしかありません(笑)。音楽で感じたものにウソはつきたくない。好きは好き、キライはキライ。でもそれは未来永劫「キライ」とは絶対言えない。ある日突然、身体に入った瞬間、今回のセゴビアのように評価がひっくり返る時がやってくる。そういう時こそ素晴らしい。最初にウソつくと、見えなくなってしまう。

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コメント

をを!セゴビアですか。私でも知っている名前です(笑)

へー、そんなことがあるんですか。クラシックギターは鉄弦と違ってチューニングもほぼスタンダードだし、いろいろ制約をうけるというものあるんでしょうかね。MHもそうですけど、鉄弦ギターは好き勝手やりたい放題できますからね。

>音楽で感じたものにウソはつきたくない。

そうですね。判断するのはその人本人。まあ人の意見で扇動されて価値観変える人もいるけど、私も鵜呑みにするのだけはyらないようにしています。まあ参考意見としては聞きますけど。

さて、これから市場調査いってきます。ではでは。

投稿: をーつき | 2008年4月12日 (土) 12時47分

バッハの何を聞かれたのか分かりませんが、無伴奏チェロに勝手に付けてる低音部、あれはひどいなあと僕も思います。

無伴奏なのに低音部があるかのごとくに聞こえるのがバッハの妙技だとすると、低音部を付け加えたからといって音楽的に優れたものになるとは限らないですね。(ただ、昔は無伴奏に伴奏を加えるのが流行っていたらしいので、それらを参考にしたのかも)

無伴奏チェロの名演と呼ばれているCDと聞き比べてみたけど、セゴビアの演奏は全然チェロ的ではないので、チェロの演奏を聞き慣れている人からすると気持ち悪いんじゃないかと思います。ただ、「ギターをギター的に弾くのが何が悪い」という考えからすれば「あり」だと思います。

個人的にはYoutubeで見たアマチュアギタリストの演奏の方がチェロ的でとても良かった。

音楽の「お」の字も分かってない素人の意見なので聞き流してください。

投稿: dog_song_jack | 2008年4月12日 (土) 19時44分

やぁ、耳コピ&採譜ばっかりしてるんで、フィジカルな意味でのギターの演奏技術は確実に落ちてます。いいものばっかり聞き込んで耳が肥えちゃったのか、自分がどんどんヘタクソになってるように聞こえます(笑)。コード押さえてアルペジオしてるだけじゃダメっす。もっとその背景の中で自由に踊れなきゃ。自分で聞いててつまらん。アレンジしててそれ、痛感してます。

>をーつきさん
クラシックは、かじったことあるんだよね。クラシックってギターを鳴らしメソッド・どの音を鳴らしどの音を消すかって姿勢は、しっかりとしたものがある気がする。そのあたりのこだわりはやはりすごいね。

>鉄弦ギターは好き勝手やりたい放題できますからね。

山下和仁さんなんかはクラシックでも、好き勝手やってる気がする。MHもクラシックの発展形なんだなぁと、何曲か楽曲に取り組んでみて思う。コード進行もわかってる方ですけど、曲の造りがものすごく対位法的に感じてます。string stoppingの必要性のキモもこのあたりにありそう。さまざまなメロディラインの流れをいかに際だたせるかにね。

>私も鵜呑みにするのだけはやらないようにしています。

うん。多面的に見ないとわからんね。TV・雑誌なんかもどこまで信用していいもんやら。実際にこの目で見る、身体の五感通してみるは大切にしたいね。

>dog_song_jackさん
>バッハの何を聞かれたのか分かりませんが、

同じく無伴奏チェロ1番のプレリュードです。愕然!ナンジャコリャでした。同じ曲をイョラン・セルシェルで聞いてコピーしたいと思ったけど、あの方の使ってるのは11弦ギター。しかも共鳴弦として低音弦を使うのでなく自由に弾いている。6弦じゃ物理的にどうにもコピーしようがないので、6弦の「プレリュード」探してて行き当たりました。何でこんな余計な音くっつけるんだろうって感じ。全然参考にしたいと思えませんでした。

>「ギターをギター的に弾くのが何が悪い」という
>考えからすれば「あり」だと思います。

セゴビアは、ベーシストのジャコ・パストリアスじゃないけど、まずパイオニアなのかなと感じてる。とにかくやってみた。こうしても弾けるじゃないかと道を切り開く。後の人々がそれを洗練させてきたのかなと。そういう積み上げる力がクラシックにはありそうです。本からセゴビアの生涯を学んで書いているわけではない、感覚に過ぎませんがね。

投稿: さかた(Ton) | 2008年4月13日 (日) 00時18分

前に厚木のTAHARAに親父用のガットギターを買いに行ったとき
セゴビアの使用してたギターが展示された。今でもあるのかな。

投稿: 近藤 | 2008年4月16日 (水) 01時28分

>近藤へ
厚木のTAHARAにそんなんあったんだぁ。
目に入ってませんでした。高ぇだろうなぁ。売りもんじゃないのかな。
今度カミさんの実家に行った時に、寄って見てこようと思います。

投稿: さかた(Ton) | 2008年4月16日 (水) 17時16分

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