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2009年12月 5日 (土)

音そのものに対峙、分析出来るか

12月19日(土)、八王子市の金剛院(上野町39-1)の南無の会で、よこやま光子氏による説経節のささら語り「信太妻」と、十三代目薩摩若太夫と写し絵集団「現代影絵プロジェクト」とのコラボレートで、「小栗判官一代記 高倉館判官矢取の段」の公演がある。僕は裏方として口上・鳴り物と、ちょっぴりこの写し絵の幻灯機のお手伝いもする(^^)。

今日の午前、その会場の金剛院へのご挨拶と会場下見に、若太夫&現代影絵プロジェクトの主宰者、僕でいってきた。自転車で行ったのだが、帰りは雨に降られて難儀した。

下見を終え、近くのファミレスで3人であれこれ芸論。若太夫の一言に強く同感してしまった。「ほんとうに節と語りを身につけたいなら、音源聞きまくって三味線のフレーズと語りの節がどうはまってるかを分析して、三味線の三線譜に語りの節を乗せた譜面を自分で起こさない限り、できないよね(実際この若太夫はこれをやって十代目若太夫の語りのキモを身につけた)」って。まず真似出来るか出来ないかは分析力(努力でどうにもならない存在感はその後)。邦楽であれ音楽は音楽、音そのものに向き合って自分で出来る理がわかるまで徹底的に分析する以外にない。つまるところ、楽器の扱い方は人に教えてもらえても、それをどうやって音楽にし、伝えるかは、人に教えてもらえるもんじゃないんだよな~。
なにか伝えたいものが心の中に生まれるまで、僕はしっかり音そのものに向き合ってコピー続けるんでいい。いい勇気もらったわ(^^)。

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コメント

以前からとっても興味があった写し絵の世界。
先にいった落語カフェで友人がいったひとこと。
写し絵と落語のコラボを楽しんだと聞いて
じゃこんど一緒にいきたいねなんてもりあがりました。
彼女の話からピンとこなかった部分がさかたさんの
お話しで点が線につながった感じです
サイトもみてきましたよ。
でも百聞は一見にしかずで自分で体験したいです・
さかたさんの声すごく口上になじむ声だなっておもいました。
19日うかがえないので次の機会にぜひ。
妹の様な、友達と一緒にいきたいです。

投稿: ねも | 2009年12月 6日 (日) 13時03分

>ねもさん
あ、僕の文章、若干勘違いを生じさせたようですね。本文中の「ほんとうに節と語りを身につけたいのなら」って、「ほんとうに聞き手がわかるには」って意味ではありません。「語りたい人間が、語る上でまともに語れるように『節と語りを身につけたいなら』」って意味です。言葉が足りず、すみません。

お聞きになったお友達が、先日の若太夫の説経節を楽しめないのは、語り手として聞いていただくための工夫がたりなかったということでしょう。たしかに落語ほどのポピュラリティはなく(僕もこの仕事につくまでは知りませんでした)、わかりにくい芸能かもしれません。ですから義太夫とは違って、大舞台からは廃れていったのでしょうし。

これ、若太夫にも伝えて、ともに工夫するきっかけにさせてもらいます。ありがとうございました。

投稿: さかた(Ton) | 2009年12月 6日 (日) 21時44分

さかたさん~わたしのほうこそ言葉足らずでごめんなさい
彼女はきっとわかりにくいというより
彼女が伝えたかった言葉が私に伝わりにくかった
ってことかもしれないです。
短い時間のことでしたし十分に話し合わないうちに
私が感じた感想をさかたさんにお伝えしたようで
心苦しいです。
もういちど確認しますが(あー。ことばって便利ですが
ことばだけだとやっぱりニュアンスがつたわらない~)
またいきたい、そして私に話したということは
十分楽しんだってことじゃないかとおもっています。
あやふやにお伝えしてごめんなさい。


そういう意味で私も自分の耳で目で体感してみたい世界です・

投稿: ねも | 2009年12月 7日 (月) 18時30分

>ねもさん
来ていただけそうな公演があったら、ぜひこの若太夫にも会わせますよ。ストイシズムと色気のあるいい男です(^^)。

投稿: さかた(Ton) | 2009年12月 8日 (火) 23時29分

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