« 「まさに俺!」なキーホルダー | トップページ | 高校の頃のまんま »

2010年4月 4日 (日)

さだまさし「夢の轍」「風のおもかげ」

この2枚のアルバム「夢の轍」「風のおもかげ」、さだまさしさんの80年代初頭のアルバム。最近の僕にはかなりヘヴィローテになってる2枚。

あくまで私見(芸ごとの評価はそうだろうけど)だけど、妙に明るいところもなく、ひたすら淡々と沁みいってくる。茶碗を洗いながら、持ち帰りの仕事をしながら、じわっとくる。
特に「風のおもかげ」所収曲からは「向い風」「孤独(ソリティア)」を、僕はソロギターアレンジして味わってる。「安曇野」は、シンドウアツコさんの「大糸線の走る町」に比べて、同じ場所を描いているのにまったく色合いが違うことが違和感なことを、以前ブログにも書いてるが、モチーフとなった場所と曲風景との関係など、どうでもよくなった。いい曲(^_^)。

当時好きだった女の子との話題にしたくて、さださんを聴き始めた頃の2枚。でも僕はさだまさしさんで、アコースティックギターに、そしてギターを2本重ねて膨らむギターアンサンブルの方にも、長い長い恋に落ちてしまった。音楽って、聴いていた当時の恋や思い出と密接に結びつくから、当時の心の痛みともリンクしているのかもしれないけど、あのときの歳の倍以上生きて、味わいもかなり変わってきている。

昨日聴いててぐっときたのは、「夢の轍」の方の「片おしどり」。母と同居を開始して聴くと、この曲の色合いは全然違う。母のこれまでの人生は、この歌の主人公のおばあちゃんほどかわいらしくはない。ここまで父のことを芝居じみて愛しちゃいないし。いかにも「男が作った女性主人公の曲」とは、感じないこともない。ただこの曲の一節にある「働くだけの日々を 過ごしてふと気づけば もう自分で歩けないほど年老いてしまった」ってところ。杖をついて歩く現在の母の姿と、これまで僕が息子として見てきた母の人生、孫たちとこうして暮らす日常とが相まった。「あ、生活の中のこの風景か」と思って、ぐっときた。

さだまさしとポール・サイモンは、その詞が、僕の人生経験のいった先で待ち受けてることが多いアーティスト。この二人は僕にとって別格だな。「うた」を聴く上での僕の故郷なんだろう。この2枚のアルバムは、たとえアーティスト本人の評価が低かろうと^_^;;、僕にぁフェイバリット。頼むからポール・サイモン「The Greatest Hits Etc」みたいに、アーティスト本人があまり気に入らなくて廃盤しちゃうなんてこと、お願いだから、しないでちょうだい(笑)。

余談
ポール・サイモン「The Greatest Hits Etc」、こうやって書いて気になったのでAmazonで調べたら、中古版で1440円なんてお値段で、ありましたぁ!! 盤の状態は「良」だけどわかりゃせんだろう。でも承知でポチしちゃいました。ほんとに側に置いておきたい一枚だもの。このアルバムで「Slip Slidin' Away」「American Tune」が聴きたいっ!

|

« 「まさに俺!」なキーホルダー | トップページ | 高校の頃のまんま »

コメント

「夢の轍」はあの時期の完結点。
自分のなかではベストアルバムだ(^o^)

投稿: をんばせ | 2010年4月 4日 (日) 13時20分

>をんばせさん
「夢の轍」、むかしのレコードの頃のジャケットの方が好きだなぁと思う。「夢供養」にしても最近のリイシュー版、あまり好きじゃないっす。あの軽井沢駅の霧の写真、よかったのになぁ。

投稿: さかた(Ton) | 2010年4月 4日 (日) 14時41分

「The Greatest Hits Etc」、廃盤だったの?
知らんかったわ!(ToT)/~~~
トシをとると若気の至りに気付くのかなぁ。

投稿: JIRO@指が動かなくなってきたぞ | 2010年4月 6日 (火) 23時55分

>JIROさん
そうなんだよ。
なんでこんな名盤が廃盤なんだか、さっぱりわからん!

でも中古盤だけど今日、来たよ~(^^)。Amazonから!!
曲順表見てるだけでも、ジンと来ます。もう浪人時代に、100回以上聴いてるからね。曲順のストーリー展開が全てイメージ出来る。早速MP3プレイヤーに取り込んで、明日から聴くぞぉ!!

投稿: さかた(Ton) | 2010年4月 8日 (木) 00時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: さだまさし「夢の轍」「風のおもかげ」:

« 「まさに俺!」なキーホルダー | トップページ | 高校の頃のまんま »