« 桐生にて―あの空襲がなければ― | トップページ | 「キース・ジャレット/ケルンコンサート」の衝撃 »

2010年5月25日 (火)

調さんのコーヒー焙煎教室

カミさんと二人、「美味しいコーヒー飲みたいね」で、インスタントから豆を挽いて飲むようになって6年が経った。いくつかのコーヒー店で豆を買って飲んでみて、馴染みのコーヒー屋さんもできた。

だけど最近、なにか物足りない。
市販の豆って、往々に焙煎が浅い。自分は浅い焙煎の酸味より、深い焙煎の苦みの方が好きなんじゃないかと思えてきた。ファーストフードのドリンクバーでもエスプレッソを選ぶことの方が多いし。
そんな風に思いつつ、いつものように焙煎豆買ってたら、自家焙煎用の焙烙が目に入った。この店は焙煎豆を売ることが主だけど、陳列棚の最上部には生豆も並んでいる。「だったら、自分で焙煎してみよう」と思い立った。
普通なら、ここで好みに焙煎してくれるコーヒー屋を探すかもしれない。だけど僕が豆挽いてコーヒー飲み始めたときに参考にした、ギター関係の友人(年齢的には大先輩だが)、栃木県足利市在住の調さん(or4344さん、どちらもHN)が自家焙煎で飲んでいる方なので、「やってみよう」と思っちゃったのだった^_^;;。

初めて調さん家に行ったのは、もう7年ぐらい前になるのかなぁ。着くなりお願いして飲ませてもらったモカがほ~んと美味しかったのよ。ネットなどでも焙煎法のyoutubeとかあるけど、焙煎中の豆の、香り・色・はぜ音の変化もよくわからない。楽器演奏でも「下手に習うと下手が伝染る」つまんない先生になんか絶対習ってはいけない。だからこそ、自分の味覚で惚れた調さんに、ご指南をお願いした。

コーヒー自家焙煎についての詳細は、まだまだ焙煎寺門前小僧以下^_^;;の僕の説明なんかより、上記でもリンクを張った調さんHPの「コーヒーだ」の「まい・すいーと・ろーすと」ほかを見てほしい。ここでは習ってる最中に、ド初心者の僕が感じたことを書く。そのほうが意味があるだろう(笑)。

まず生豆を底の平たいざるにあけて、腐ってるorあまりに形が変な悪い豆をはじき、豆を水洗い。そしてすぐにホウロクに入れて焙煎を開始する。
49676306_4227065581  ホウロクを思い切りコンロの強火の中につっこんで、まずは蒸らし焼き(2分ほど)。これがムラない焙煎へのカギだそう。豆の緑色が濃くなったら強火はそのままに、すぐに遠火にして、豆全体をムラなく転がすようにホウロクを振り続ける。蒸らし焼き含めておよそ焙煎の時間は8分ほどだろうか。豆の色の変化を一生懸命見ているつもりでも、正直まだ僕にはよくわからない^_^;;;。

調さん「蒸らし焼き終わり、火から遠ざけてください」
調さん「ほら、また火に近くなっちゃいましたよ」

49676306_1354526861_2 ホウロクを火から一定の距離で振り続けるって結構な重労働。すぐ疲れて腕が下がっちゃう。そんなことしてるうちにポップコーン同様、豆のハゼが始まる。

調さん「はい、これが1ハゼです」

1ハゼが2分ほどで収まる。このあたりで焙煎を止めるとミディアムローストになるのかな。でもまだ焙煎を止めない。すると2ハゼが始まる。

調さん「はい、2ハゼです。音が違うでしょ」
Ton「ヘ?^_^;;」(笑)


たしかに1ハゼが「ジュっ」て感じの低いハゼ音。2ハゼは「チッ」ていったような高いハゼ音。でもまだまだ僕には「そういわれればそうかも」って違いしか感じられない^_^;;

2ハゼが始まると、豆の色が急速に変化してゆく。目指しているのは高焙煎のシティローストからハイシティロースト(豆によって変わる)。だがハイ→シティ→ハイシティへの変化は、もう10秒ないくらいの時間。すごく微妙。ただホウロク振ってるだけの僕には全然余裕がない(笑)。調さんの「はい、おろして」って言葉だけが頼り。まだぜんぜんわからない(初めてなんだから当たり前だが)。

豆を冷ました後、いろいろな豆と比べながら、自分の焙煎した豆も飲ませてもらった。んまかったっす~(^^)。夜なのにさっきも淹れて飲んじゃった^_^;;。

自分で焙煎させてもらった豆をいただいて帰って、おばあちゃんやカミさんにも飲んでもらった。カミさん曰く

「これ、すごく美味しい。
  ストライクゾーンどまんなか!」


だそう。さすが「○をオダテて木に登らす」のが上手い奴^^;;。でもこれなら焙煎で遊んでいろいろ試してみる意味はありそうです。

49676306_1886620859Img_5112 教えていただいたお礼にといってはなんですが、調さん家の包丁を2本研いできました。幸い切れるようにはなったそう(^_^;;;)。調さんも前様(奥様^_^;;)も、「切れない包丁を切れる」というような、くだらない嘘を決して言わない人だから嬉しかった。目の前でカッチカチになった無農薬みかんを切って確かめもしたし。だけど素人芸ゆえ、一生懸命研いでたら、右の写真のように、自分の左手人差し指の先、研いじゃいました(笑)。

いやほんとカミさんに「美味い」と言ってもらえたのは、今回は調さんのアドバイスがあったからでしかない。僕は焙煎をしたなんて間違ってもいえない。単なる「ホウロク振り器」だっただけ。これから当分は、炭焼きコーヒーならぬ「コーヒー炭」焼きが続くんではないかいな(笑)。調さん自身も、いろいろ試す中で「コーヒー炭」をたくさん作ったそう。焙煎中の豆の変化の見極めセンスもそれで培われたもの。音楽同様、センスを作るのに近道はない。同じように僕なりに試行錯誤をするしかない。ま、誰かにあげる(まさか金とって売る)訳じゃない「遊び」だから、急がないもんね~(^^)。

この週末は、ほんと充実していましたから、まだ書くことがあります(別にネットは読みたくない奴ぁ読まないから気ぃ使う必要もないし・笑)。お次は「キース・ジャレット/ケルンコンサートの衝撃」です(^_^)。

|

« 桐生にて―あの空襲がなければ― | トップページ | 「キース・ジャレット/ケルンコンサート」の衝撃 »

コメント

焙烙で初めて焙煎したとき、白黒パンダのまだら模様で焼きあがりました。
ムラ焼きにも限度がある!

失敗したからと捨てるわけにも行かず・・・

そんな豆の中から、飲めそうな豆をピックアップして飲んでました。


七輪で炭火をおこして焼けば、炭火焙煎ですからね。

いろいろと手探りでお楽しみくださいませ。

投稿: 調 | 2010年5月26日 (水) 08時54分

>調さん
まずは最初の手ほどき、どうもありがとうございました。ここで言われたことの意味を気づいていくのは、これからの自分の試行錯誤の中ですね。

とにかく、仕事と家庭の合間を縫って、僕のペースでゆっくりと付き合っていくつもりです。初期投資は必要ですが、長く付き合うのにシンプルで面白いし、何より生豆だと焙煎豆の半額で手に入るのが経済的ですし。
どれだけ時間かかるかわかりませんが、調さんの焙煎と比較して考えたくなったら、またご指南をお願いします。
重ね重ね、ありがとうございました。

投稿: さかた(Ton) | 2010年5月27日 (木) 00時15分

URLにポイント(らしきもの)を書いておきました。
よろしかったら、今後のご参考にされてくださいませ。

http://www.h4.dion.ne.jp/~em-panda/si-464.htm

投稿: 調 | 2010年5月27日 (木) 09時05分

>調さん
読みましたよ。
次に読むのは、一度ソロ焙煎してみた後にします(笑)。きっと少しずつシンをもって感じられるようになるでしょうね。

投稿: さかた(Ton) | 2010年5月28日 (金) 00時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 調さんのコーヒー焙煎教室:

« 桐生にて―あの空襲がなければ― | トップページ | 「キース・ジャレット/ケルンコンサート」の衝撃 »