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2010年8月 5日 (木)

アマチュアライブ&裏方考

自分が、ライブの仕込みから演奏から、全部やることから音楽活動始めたからかもしれない。「裏方仕事がキライ」とかぬかすアマチュアミュージシャンは嫌いだ。他人様には求められもしないオナニープレイのくせに何様のつもりだ!と思う。

自分の音がどんな経路を通ってどう出てくるのか、知っておくのは必要だ。その場のPA環境で、物理的に出来ないことだってある。それに無理言ってPAさんとけんかするなんてのは大人ではない。またリハーサルで無駄なフレーズを弾いたりするのも、意味のない自己顕示欲の塊なバカ。特に他人のリハーサル中に音を出すなんてのは最低な行為だ。まずはPAさんの言うとおりに、演奏中にハウらないよう、しっかりピークをとり、バンドならヴォーカル・各楽器のバランスをとる。すべては聞いてくださるお客さまに出来る限りいい音で届けるためだ。それをさっさと終わらせて時間が余ったら、タイバンさんのリハに影響がでない範囲で、本番テンションにあげる「練習」ができる。それがリハーサル、大人のやる他人様に気を遣った趣味というものだ。

でも、下手にいい音でモニター返されると、練習不足な奴はアンサンブ細部の詰め切れてない部分が増幅されて聞こえるからキツくなる。知り合いのPAさんは「コイツダメだ」とわかったら、あえてもわーんとした音でモニター返すと言ってた。その方が、どうせ音の細部のわかる耳のない能なしだから、勝手に気持ちよくなって演奏してくれるからだって、怖いよね~。

ライブハウスで、ノルマ払えば客呼ばないでも演奏していいと思ってるバカもいる。ノルマはライブハウスのとっちゃ最後の最後の保険にすぎない。客を一人も呼べない、なりふりかまわず呼ぶ努力も出来ない奴はライブハウスでライブする資格はない。それなら自分で公民館なりの空間を借り、PA機材を提供し操作してくれる友達を捜し、イス並べて、ほめて自分を気持ちよくしてくれる友達集めてやればいいのだ。それならだれにも文句は言われる筋合いはない。ライブハウスはそれで必死にメシ食ってる。アマチュアのオナニープレイヤーが、自分のためにやっていい空間ではない。ブッキングした以上、ドタキャンするわけにもいかないし。音楽って仕事の傍らに趣味にするには向かない道楽だよねぇ。

音楽する裾野は広がってきたけど、この辺りもわかっといた方がいいんじゃない、と思う。すこしは中途半端な芸、聞かされるもんの身にもなんなさい、って。ライブハウスなんかご覧なさい。まず真ん中辺りから後ろにかけての席が埋まってゆく。誰も友達以外には、つまんない芸に気ぃつかって「イイネ」なんて言ってやりたくない。演ってる人間に寝てるとこ、つまんなそうな顔、見られるのもヤだろうし。僕もそう、くだらないパフォーマンスなら拍手もせずに本読んでるか、寝ていたいもん。ましてやチャージなんか払わされたライブハウスだったら、なおさらだ。

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コメント

何かあった?

投稿: まご | 2010年8月 5日 (木) 06時23分

>まごさん
10年まじめに音楽やってきて、あまりに「聞いてほしい」っていうような、表現者サイドの主張に出会いすぎた。誰も書かないお客様&裏方サイドを意識した言葉も、一度はしっかり書いておきたくなりました。ああ、すっきりした。

投稿: さかた(Ton) | 2010年8月 5日 (木) 07時11分

Tonさん、意見や主張がはっきりしていて、良いわぁ~

私は演奏者という芸は持ち合わせていないので、常に裏方か観客の立場でしかかかわれないのだけど、自己満足でやっているアマの方が多すぎると常々思っているし、苦言も吐いています。
だって、下手な演奏を聴かされるのは、拷問と同じなんだもん。
辛いっす。
特に、ハウリングを起こすような演奏や地下鉄の構内放送みたいに低音がワンワン言っている音には、聴神経が悲鳴をあげて、気持ち悪くなるのよね。
演奏を聴かせるなら、観客側への最低限の配慮が欲しいと思ってしまいます。
そんなわけで、ボツはボツとはっきり言葉にしてしまう、いけずなおばはんやっています。

投稿: 前様 | 2010年8月 5日 (木) 07時44分

>前様
簡単にパフォーマーの立場になれるって、いいことなのかなぁ、と思います。裏方やることで自分たちの客観視ができるように思う。なによりステージマナーが身に付きます。

高校の文化祭ライヴなどだと、借用品であるボーカルワイヤレスマイク持ったまま、プロ気取って観客にダイブする奴もいます。そうしたところにPA行ってた友人は、猛然と客席飛び込んでマイクをむしりとり、あとでこってり叱ってました。プロのハチャメチャって全て損害まで計算ずくのまやかしに過ぎません。僕の友人にPAしてもらった子たちは、きっといいステージマナーを教わったと思います。

投稿: さかた(Ton) | 2010年8月 5日 (木) 08時44分

去年の正月だっけ?大宮のライブ参加させてもらったの?リハで東京ジャングルコンクリートのMATOOさんの歌を聞いたときは「こんな化物ボーカル」と同じステージで歌っていいのか?と本気で思ったことを思い出したよ。歌に関してはそれなりに自惚れでいるのだが、目の前で小難しいピアニシモの表現が(俺から見たら)完璧に表現できてる。うらやましいぃ♪

「リハーサル」の意味を「最終練習」みたいに思ってる子もいると思うからそのへんはPA担当が説明して理解してるか確認してから始める必要もあるかと。本当は高校の学園祭のライブなんてアンプだけでやってもいいような気もするけどね。ボーカル分だけ用意してさ。さすがに屋外だときついかな。。。

投稿: 近藤 | 2010年8月 7日 (土) 02時09分

>近藤
>東京ジャングルコンクリートのMATOOさん

MATOOさんがいたタカラヅカの底の深さを感じたよ。トップにはなれなくても、僕ら素人から見たらあれだけ高い。また、本番に向かうまでのテンションの高め方もすごく印象に残ってる。
このときMATOOさんの隣でギター弾いてたOさん。5月末の埼玉ライブの裏方手伝いに行ったときに再会して、あれこれ話しました。MATOOさんとご結婚なされてました(すでに当時からそうだったのかもしれんが)(^_^)。

この裏方手伝いの後の打ち上げで、Oさんや他にも助っ人にきてたプロのドラマーさん(ある演歌歌手のツアーで回ってる)と話したけど、どんなプロも練習量が半端じゃない。Oさんやドラマーさんも音楽専門学校時代には、メシ時以外はず~っと楽器弾いてたらしい。出てからもいろいろジャンルのバンドで、様々なスタイルを吸収してる。またタカラヅカっていえば、練習や規律の厳しさでも有名だし。ほんとに人様の前で安心して聞いていただける芸ってこれで「フツーレベル」なんだよね。

>「リハーサル」の意味を「最終練習」みたいに思ってる子
>PA担当が説明して理解してるか確認してから
>始める必要もあるかと。

M町はそのあたり、ちゃんと躾けてそうだよね。
最近、ライブハウスも、バブル時代と違ってタイヘンだから、お金持ってる、ミュージシャンを夢見た世代にいい気持ちになってお金落としてもらうために、「素人誰でも歌いましょう」的なイベント(オープンマイク)やって生き残ろうとしてるでしょう。これはこれでいいんだけど、こういうイベントで身につけちゃったお客様としてちやほやされたアーティストブリッ子、「聞いてくれないことを文句言うような態度(それは自分の芸に魅力がないだけ)」で、不特定多数の前にはでない方がほんといいと思う。

>高校の学園祭のライブなんてアンプだけでやってもいい

僕らもM町の書いた回路図でDIめいた機材作って、普通のオーディオアンプでやってたものね。あの高校の中庭ライブなんかそうだよ。意外と出来るものなんだ。足りない機材で一生懸命聞いて考えるからこそ、耳も知恵も育つんだよね。きつい部分も、他の楽器のボリュームを下げることでカバーすればいいんだしね。

投稿: さかた(Ton) | 2010年8月 7日 (土) 17時36分

すみません、反省します。お客さん呼ばなきゃ(笑)

勘違いしているアマチュア、本当に知らないだけかもしれないので、きちんと教えたほうがいいと思う。それでわからなければ、そういうヤツとは距離を置く、自分はそんなふうにしています。

そんなわけで、距離の近いひとが誰もいませんが(笑)

投稿: Real Man | 2010年8月 8日 (日) 09時41分

>坂田

全然関係ないけど。。。
お薦めの沖田ギターさん電話してみた。ブリッジ移動を含むようなリセットと呼ばれる作業をすると15万くらいかかると言われてしまった。買った値段よりは安いけど。。。ネックの取り付け角度の調整でも治ることがあるとのことで、1万5千~15万くらいの幅があるとのお話だった。で、久しぶりに全ギターの弦を張り替えた。今回はライトゲージをやめてエクストラライトゲージに替えた。そしたらサ♪なんとチューニング合うようになっちゃった♪なんとこのギターのネックはライトゲージのテンションに耐えられず角度が微妙に変化してチューニングが狂っていたってことのようだ。。。恐るべしマーチン♪沖田ギターさん曰くその頃のマーチンはネックのセットがあまいんでウチで修理すると音が締まるんですよ。とのこと、経験からのお言葉だとは想いますがまさに職人って感じだ。さてどうするかな。。。

投稿: 近藤 | 2010年8月 9日 (月) 22時49分

>Realmanさん
何言ってんですか。「競馬大予想ライブ」の立役者なのに。ご夫婦で10年以上、同じ店で歌ってるんだから、すごいことです。

>勘違いしているアマチュア
ライブハウスも必死だものね。ノルマでだけでもなんとか食いつないでいかないといけないから。

友達同士で集まって、自分たちですべて用意して、他に聞きに来た人からも金取らないライブなら、僕も「愉しもうぜ!」になるんだけど、なんかライブハウスだと別ですね。「もっと練習してから出てくれ」って感じになってしまう。

>距離の近いひとが誰もいません

コタンじゃそんなひと、店長が許さないでしょう(^_^)。

>近藤
>1万5千~15万くらいの幅
15万円としたら、買った値段と足すとほぼ売ってる値段かぁ。売ってた楽器屋もわかって値段つけてたように感じるね。

>ライトゲージをやめてエクストラライトゲージ
>なんとチューニング合うようになっちゃった♪

それでOKなら、修理もナシでいいんじゃない? ただやはりライトゲージの張りのある音って、いいんだよね。エクストラだとショボイ感じはどうしてもある。まず、状態を見て見積もってもらうのも手かも?
沖田さん(他、工房の職人さんたち)、僕は好きです。

投稿: さかた(Ton) | 2010年8月11日 (水) 12時12分

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