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2010年9月12日 (日)

海老名高校文化祭PAのお手伝い

カミさんと僕の母校高校、神奈川県立海老名高校の文化祭ライブ音響の手伝いに行ってきた。演奏をするのはフォークソング部の子たち。カミさんや僕の直系の後輩になる。午前中の会場になっていたのは第一・第二音楽室。控え室になっていた書道教室(ここはカミさんや僕にとっては練習場所だった)、ここの黒板に書かれていた言葉に大爆笑した。

「ステージに出る前にしっかりチューニングしてください」

当たり前だろーが!!と思ったけど、やっぱり高校生なんだよね。まだ演ることのほうが大切なんだよな。それと最近皆、チューナーでチューニングするでしょう。バンドの場合はアンサンブルが大事。チューナーと合うだけじゃなくて、楽器同士で合ってなきゃ話にならない。またチューナーで弦1本1本チューニングしたって、コード弾いたときに何となく「和音感」が悪いときある。それがギターって楽器の悲しい特性。自分の楽器の特性つかんで上手く帳尻あわせするには、「各弦のイントネーションを耳で確認するのが大事」なんだよね。

で、たしかに全くチューニングのあってないバンドがあったんよ(笑)。これはすごく気持ちが悪かった(笑) いつもどおり「ふざけんな!!」と僕が腹を立て始めたら、今日、手伝いに誘ってくれた友人M(海老名高校同期)が僕を諭した。

「あのな、坂田、まだ高校生なんだから」

また、舞台転換の時、僕はライブ活動でたたき込まれたマナーが身体に染みついてるから、つい言ってしまった。

「お~い、次のバンドがいるから、さっさと撤収しろや」

そしたらまたMに諭された。

「坂田なぁ、これは文化祭なんだから。記念写真撮ったりもあるだろう。それにこの子たちはお客さんだよ(今回のPAは音響サービスの機材&オペレート&ステージハンズの仕事でもある)。もっと優しく教えてやらないとダメだよ」

上記のチューニングのあってなかった子にも、Mは優しく、でもちゃんと指摘はしていた。ここで、僕は今回のお手伝いの位置づけをやっとつかんだ。この20年、Mたちがやってきた仕事の歴史を身体でわかった。Mはアンプの音作り、シールドの取り回し、優しくしっかり教えてる。たいしたもんだ。ちゃんと「教育」してるじゃないか。こうして、一つのライブを作り上げるのに、どれほどの労力・スタッフのがんばりが必要なのか、わかるのは素晴らしいことだ。今回もスピーカーや機材を運んでくれたのは後輩たち。ただ演奏するだけでなく、こうした経験を通してライブ全体を知ることは、これから音楽活動を続けるなら、絶対に生きる。でも、どれだけの子が、音楽続けていくんだろうな(人生上のいわゆるひとつの間違いともいえるが^_^;;)。何も人生で楽しいことは音楽ばかりじゃない。ただ演るだけでない、ライブを通してイベントを作り上げることの総体を、こうして身体で知れるってことは、きっと人生にも生きると思う。

それがわかるのは
こいつらが僕らぐらいになってからだとは思うけどね。

裏方として気ぃ張ってたから、写真など撮ってる暇なかったけど。体育館での後夜祭ライブは、「ちょっとした以上」のコンサート風の機材&音作りだ。なおかつ、聞いてるのは自分たちの同級生(お友達)、まるでスターのようにガンガンに盛り上げてくれる。「こりゃ、人生カンチガイしないといいけど^_^;;;」と、思わなくもなかったよ(笑)。俺らの頃の海老高生ほどバカじゃないから(笑)。その辺り、わきまえてそうとは思うけど(笑)。

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コメント

そうですね。高校生でもお客さんですもんね。

私も高校生の文化祭で、町田の某Sガナミ楽器にPAを借りに行って、態度の悪い店員にひどく腹が立った思い出があります。おまけに借りたPAは粗末なものだったので、出演バンドの連中に馬鹿にされた。

この間お手伝いしたアコースティックカーニバルも、それ以下のPAなので「モニターないの?」「DIないの?」と言われました。みなさん大人なのでそれ以上文句はなかったけど。しかし、予算がない(全て完全自腹)なので仕方ないのです。

今の高校の文化祭、いったいいくら予算あるんだか、恐ろしいですね。

投稿: dog_song_jack | 2010年9月13日 (月) 10時04分

>dog_song_jack さん
>今の高校の文化祭、いったいいくら予算あるんだか、

これね、この音響サービスさんだから出来ることなんですよ。この方、ライブPAの趣味が昂じて、早期退職してこの仕事始めてる方なので、これだけのPAを格安(ほぼ他の半額)で貸し出してくれるんです。僕も大学時代からおつきあいがありますし、友人Mもその時代からずっとこの人についてオペレーターをやっている。だからこそ信用して貸し出してくれるんです。

友人MとPAしながら話していて、奴はとてもいいことを言った。「オペレートしていていろいろ無理言ってくることはあるけど、出来るだけかなえてあげたいとは思うね。舞台立つ人間はそれが必要だと思うよ」って。こちらは道具を持っている。舞台立つ人間はイメージを持っている。協力していいものは作り上げて行きたいんですよ。

舞台たつ人間にはしっかり知っておいて欲しいです。裏方はあなた方の「道具」ではない。一緒にお客様にいいものを届けようとする人間なんだって。自分勝手なほどの業があるからこそ、パフォーマーはパフォーマーなのですが、それがわかっていなくて文句ばっかり言うアマチュアミュージシャンって多いです。たしかに態度の悪い小屋付きのPAさんもいるんですが。。。それもつまんないミュージシャンのつまんないワガママばかり聞かされていてなっている部分もあるし。どっちもどっちなんですよ。いちばん大切なのはホント「お互いの理解」なんですわ。

投稿: さかた(Ton) | 2010年9月13日 (月) 12時11分

いや~昨日は久々にお目にかかれてうれしかったっすw

でもすごいサウナ状態

うちらの時代ってあんなに熱気あったかなぁ~

投稿: スワロママ | 2010年9月13日 (月) 12時35分

>スワロママさん
いやぁ、熱かった&暑かったよねぇ(笑)。
Mによれば、音楽室ライブ・後夜祭ライブは、僕らが3年のときにやってた音楽室ライブが起点だそうな。
Mは卒業後も、自分のライブだけでなくPAも続けていたから、その縁で安く貸し出してくれるPAさんとの信頼関係も築けた。だから、続けられた。だけどそういう縁のない校庭ライブのほうは出来なくなっていったそう。その中で、文化祭を盛り上げようとする生徒や教員さんたちがいて、あれだけ大きな規模にする核が生まれた。そういったいろいろの人がいて、あれだけ熱い雰囲気ができあがっていったらしいよ。
ほんと、カミさんや僕のころのフォークソング同好会の現状からは、あれだけの層の厚さも想像が出来ないよ。いまのフォークソングの子たちの存在自体に、ホント素直に感動した。機材のトラック積み込み終了後、部の幹部の引き継ぎがあった。カミさんは6期の部長(会長かな)。ほんとこの場面にカミさんもいてほしかったね。来年も手伝わせてもらうつもりです。来年は連れて行こうと思う。

投稿: さかた(Ton) | 2010年9月13日 (月) 13時12分

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